業界研究/企業分析

【企業研究】ライオン(株)ってどんな会社?平均年収は?【他社比較】

ライオンの研究!

ライオン(株)は、日用品メーカーの国内3番手。化学系。
歯磨き粉や解熱鎮痛剤バファリンなど、有名ブランドが多い。

意外と知られていないが、原材料メーカーとしての側面も持ち、界面活性剤を中心にBtoBで原料を販売している。

日用品メーカーとしての競合は「花王」および「P&G」。「ユニチャーム」や「ロート製薬」「小林製薬」「エステー」などとも一部競合する。
原料メーカーとしては「三洋化成」などが競合。

「清潔」「健康」「快適」「環境」が研究技術のキーコンセプトである。

ライオン(株)のデータ

平均年収は765万円と競合他社には劣るが、比較的高い水準である。
残業時間が12.4時間とかなり少ない他、有給取得日数も10.4日とかなり多く、ライオン本体はかなりホワイトな職場と言える。
研究開発費に100億円を投資しているが、割合としてはこれは比較的大きい。
(花王 > ライオン > ユニチャーム)
海外展開にも積極的でアジアを中心に8カ国で事業を展開。海外売上比率は26%にも及ぶ。

売上 3,956億円
平均年収 765万円
平均有給取得日数 10.4日
新卒3年以内離職率 7.1%
研究開発費(/年) 100.8億円
海外売上比率 26%

出典:2019年度四季報及び有価証券報告書

大学の同期がライオンに勤めてますが、実際に休みも多く業務量も適正でホワイトだそうです。

ライオンはホワイト優良企業であり、社員に優しい。

他の日用品メーカーとの比較

日本国内においては、花王が断トツのトップであると言えます。
それは売上、営業利益、研究開発費など全ての面で、競合他社を圧倒しているためです。
その代わり、花王はライオンと比較するとかなり多忙です。

売上の比較

花王がトップです。しかしP&Gを入れると、約8.2兆円の年間売上を誇るグローバル企業が他を圧倒します。

日用品業界売上

営業利益の比較

同じく花王がトップ。特筆すべきは、ユニ・チャームの利益率の高でしょう。
ライオンは同業他社と比較すると少し利益率は低めです。

日用品業界営業利益

研究開発費の比較

特筆すべきは花王の研究開発費の圧倒的な投入量でしょう。
花王はかなり研究に力を入れています。
一方、ユニ・チャームはその売上高の大きさと比較して研究開発費がかなり少ないです。

日用品業界研究開発費

ユニ・チャームについて少し

そもそも、ユニ・チャームには研究というセクションがありません。
(一部、素材研究を行っていますが極一部です。)
ユニ・チャームの技術系はそのほとんどが「開発職」であり、研究職ではありません。
そのためユニ・チャームの技術系は研究肌の人間が少なく、オールラウンドな人間が求められている印象です。採用にはバックグランドはほぼ関係なく、ポテンシャル採用の側面がかなり強いです。
また、採用において、“天才は不要”と人事から明言されてもいます。

平均年収

ユニ・チャーム(863万円)の平均年収の高さが目立ちます。花王(816万円)よりも高いという結果になっています。
エステー(676万円)がこの中ではやや低い数値となっています。
小林製薬(812万円)とライオン(765万円)が中位に属します。
日用品業界平均年収

まとめ

ライオンは平均年収(765万円)がそれなりに高く、働きやすさも抜群であるため、かなりの優良なホワイト企業であります。
ライオンに就職した知り合いや実際の社員を見てると、頭が抜群に良い人よりもそれなりに賢くて感じの良い人が多い印象です。
P&Gや花王などの競合他社と比較すると、平均年収では劣りますが、働きやすさでは軍配があがるのではないでしょうか。

そこそこの年収と働きやすさならライオン(株)がおススメ!(化学系)

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