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【過去データ】三菱商事の石炭生産量推移(2003~2014年)

三菱商事の資源1

三菱商事の過去2003年~2014年における石炭の持分生産量の推移を見ていきます。
今でこそ原料炭生産量がほぼ100%とされる三菱商事ですが、少し前まで一般炭の生産も行っていました。

過去データ推移(2003年~2014年)

早速見ていきます。

三菱商事(原料炭&石炭全体)

三菱商事原料炭&石炭生産量(2003~2014)各年の集計期間は3月~翌年4月
石炭全体とは強粘結炭、微粘結炭、一般炭の合計のことです。

原料炭と石炭全体について、長期で見ると右肩上がりの生産量の増加となっています。
2003年時点で原料炭の生産量が2,200万㌧/年でありましたが、2014年には3,240万㌧/年と約1.5倍となっています。

ただし、2021年時点のデータでは、原料炭の生産量が3,020万㌧/年であり、2014年からほぼ横ばいの期間が続いています。
また脱炭素の取り組みの一環として一般炭権益を売却しているため、構成比はすべて原料炭です。(のはずです。)

原料炭割合を追加

三菱商事原料炭&石炭生産量&原料炭割合(2003~2014)
2003年は82.4%だった原料炭割合ですが、2014年には72.2%まで低下しています。
この頃は、あまり脱炭素に積極的ではなかったということでしょうか。(そもそも脱炭素という概念があまり浸透していなかった)

とは言え、ではなぜ2003年時点で既に一般炭の割合がここまで低かったのかという疑問は少し残りますが。

まとめ

三菱商事の過去の石炭生産量推移について見ていきました。
長期で見ると生産量は増加傾向ですが、2014年から現在まではあまり積み増しされていないようです。
やはり原料炭とは言え石炭であることには変わらないので、脱炭素戦略と逆行することはしないということでしょうか。

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