大学別分析

【就活】(ゴム・タイヤ大手)ブリヂストンに入りやすい大学は?学歴重要度は?【データは語る】

今回はゴム・タイヤ大手のブリヂストンについて学歴重要度を見ていきます。
国内のみならず世界でもトップシェアを握るブリヂストン。

この記事ではブリヂストンの企業概要と、就職データから見えてくる採用の傾向について分析したいと思います。

会社の概要

まずブリヂストンがどのような会社か簡単に見ていきます。

数字は2019年3月期(=2018年度)のデータ。
事業内容 タイヤ部門、多角化部門(ウレタン、自動車部品、電子部品等)
主な商品 低燃費タイヤ『エコピア』、雪用タイヤ『ブリザック』、
鉱山機械向け超大型タイヤ、航空機用タイヤ、
コンベヤベルト、免震ゴム、建設資材、自動車部品、
スポーツ用品、自転車、ホース、化成品 etc
売上 3兆6,501億円 (営業利益:4,027億円)
平均年収 883万円 (総合職 2017年データ)
特徴 国内最大のタイヤメーカー
・国内のタイヤ市場で圧倒的、世界でもシェア約15%で首位!

・海外売上比率8割の超グローバル企業
タイヤ部門が売上の大部分を占める(約3兆円)
・多角化部門で加工品などを手掛ける(売上約6000億円)
・鉱山機械用の超大型タイヤなど高付加価値品が多い
・海外企業の買収にも積極的
天然ゴムなどの原材料から製品づくりを手掛ける
・創業者の石橋正二郎氏が社名の由来
日本を代表するグローバル企業

ブリヂストンはタイヤ市場では世界的なグローバル企業です。
世界タイヤ市場のシェアは14.5%で2位のミシュランを上回りNo.1です。

海外売上比率が80%を超えるという、驚異的なグローバル化を達成しています。

ブリヂストンは国内でも圧倒的で、自動車用から航空機用、あるいは農業機械用などに至るまで断トツの強さを誇ります。

ブリヂストンが求める人材は、『目的に向け周囲と協調し、グローバル競争の中で主体的に挑戦できる人』だそうです。

世界的タイヤメーカー



大学群採用実績の比較

ではブリヂストンの大まかな採用校の傾向を見ていきたいと思います。
『旧帝大』『早慶』『関関同立』などの括りで、過去29カ年におけるブリヂストンの採用実績の”偏り”を分析します。

ダイヤモンド『大学の序列』を参考
ブリヂストンへの大学群別の就職実績(29カ年)
難関国公立7大学とは、東工大、一橋大、神戸大、筑波大、横浜国立大、首都大、広島大の7大学のことです。
大学によっては29カ年よりやや短い場合があります。
2017年までの統計データですが、全て連続したデータであるわけではありません。
データ分析
旧帝大や早慶などの高学歴大学の採用が多い

ブリヂストンの採用状況を見てみると、旧帝大や早慶、あるいは難関国公立大学などの上位大学からの採用が多いと言えます。

関関同立やMARCHからもないわけではないですが、旧帝大や早慶と比較するだいぶ弱いことが分かります。

産近甲龍と日東駒専もかなり厳しい採用状況となっており学歴フィルターの存在が疑われます。

旧帝大&早慶をはじめとした上位大学からの採用が極めて多い

特に実績の多い大学ベスト10

次に具体的に採用人数の多い10大学を、ランキングで見ていきます。

過去29カ年でのブリヂストンの就職実績
(ただし大学によっては若干年数が異なる。)
また、千葉大、横浜市立大学、大阪市立大、大阪府立大、国際教養大など一部の都市圏国公立と地方国公立は集計に入っていない。私立ではICUが入っていない。
順位 大学名 採用実績(過去29カ年)
1 早稲田 363
2 慶應 300
3 東工大 187
4 東大 148
5 東京理科大 131
6 九大 106
7 阪大 96
8 上智 86
9 東北大 79
10 青山学院 70

青色で示したのが、旧帝大or早慶or難関国公立ですが、上位10大学のうち7大学が青色になりました。
一点、青山学院大学からの採用が大手メーカーにしては極めて多いのが興味を惹きます。

傾向を確認すると、早慶の採用が多く、続いて東工大という難関国公立大学、他は東大や阪大などの旧帝大が入ります。

全体的に難関校からの採用が多いです。

気になる点と言えば、青山学院大学からの採用が異様に多いことと、東京理科大の健闘でしょうか。

東京理科大は大手メーカーに強いので特に驚きませんが、青山学院がランクインしているのはかなり意外な結果でした。

旧帝大では京大が11位(69名)の他、北大が17位、名古屋大が18位となっています。

他にも一橋大や神戸大、広島大、首都大、筑波大なども10~25位にランクしており強さを発揮しています。

一方、南山大、津田塾大、亜細亜大などは採用実績0です。

上位大学からの採用が極めて多い



学歴重要度

ブリヂストンの評価

学歴重要度:(かなり高い)

私が判断したブリヂストンにおける就職での学歴重要度は、4.5です。

学歴重要度は就職データを数値化・分析し独自に判断してます
学歴重要度の根拠
  • 早慶、旧帝大、難関国公立大からの採用が極めて多い
  • 東大、東工大もトップ10にランクイン
  • 阪大や東北大などの学力上位層も多い
  • 産近甲龍や日東駒専は採用がかなり絞られている
  • 関関同立やMARCHですら採用は少な目である
  • 中堅以下の大学からは採用実績0も珍しくない
  • とはいえ青山学院や理科大など一部の中堅大学からは採用が多い
これらの理由から、学歴重要度は4.5としました。

まとめ

ブリヂストンは旧帝大早慶といった上位校からの採用が目立ちます。

東大、東工大、阪大、東北大、早稲田、慶應など、上位大学がトップ10にランクインしています。

相対的に関関同立やMARCHからの採用は少なくなっており、産近甲龍や日東駒専に至ってはかなり絶望的な採用実績となってしまっています。

採用実績0の大学もあるため、学歴重要度としてはかなり高い企業であると分析できます。

広島大や首都大レベルであれば採用も多いので、中堅以上の国公立であればチャンスも多いと思われます。

『理系』の採用が毎年6割前後を占めています。

参考)週刊ダイヤモンド 2017年 9/16 号 [雑誌] (1982~2017 大学序列)

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