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【ピアノ】大学生から始めた私のピアノ独学戦略【初心者】

ピアノ独学

ピアノに興味あるけど、どうやって始めたらいいか分からない人や、初心者からどうやって上達するのか方法がわからないという人結構いると思います。
僕はピアノを大学院生のときに電子ピアノを買って独学で始めました。
やり始めてからだいたい3年ぐらいで両手でピアノが弾けるようになったので、私が行ってきたピアノ独学戦略を紹介したいと思います。

ピアノを学んだ背景

子供の頃からJ-POPや洋楽など、音楽を聴くのが好きだったので純粋にそれを楽器で表現したいと思っていました。
ピアノは一人で伴奏とメロディをこなせるので、とても魅力的だと思っていて、習うならギターとかではなくピアノが良いと思っていました。

またピアノは両手で弾かなけれないけないことと、楽譜を読まないといけないので、頭が良くなりそうだとも思っていました。

しかし、ピアノは両手で弾くので難しそうという先入観があったのとピアノが家になかったのでなかなかスタートができませんでした。
また、学校や塾などで練習する時間もあまりありませんでした。

大学生になり、時間的余裕ができたので、思い切ってチャレンジすることにしました。
ただ、習いに行くのはお金が掛かることと、敷居が高そうだったので独学で始めることにしました。

習う場合は、先生との『合う/合わない』もあるので少し勇気が要ります。



楽譜を読む練習

まずピアノをスタートしたとき、楽譜を何とかしなければなりま
せんでした。
私はそれまで楽譜というものをろくに読んだことが無く、読む前から苦手意識
もありました。

だって普通に考えて上下に2コもオタマジャクシの記号がいっぱいあるし、しかもト音記号とヘ音記号があるのに読めるわけないと思いますよね。

しかし努力した結果、今では『初級~中級ピアノ曲を一人で練習できる』ぐらいには読めるようになりました。

最初に行ったことはピアノの初心者向け教本を買うことでした。
ピアノを習っている人ははじめに『ブルグミュラー』とかをやるのでしょうが、私は独学ですので独学用に書いてくれている本を探しました。
本屋を探し回って買ったのが、三舩優子さんの『DVDですぐわかるかんたんピアノの弾き方』でした。

一番初めに買ったのがこの本で本当にラッキーだったと思います。
音楽初心者が独学で勉強できるように出来ています。
何故か音楽の教本って難しく敷居が高いのが多いですが、この本は初心者が成長できる本です!

逆にこれ以外にまとものピアノ独学用の参考書を見たことがありません。

三舩さんが初心者用にアレンジしてくれたバッハの『メヌエット』から始まり、本に書かれている通り、楽譜を読みながら右手と左手片方ずつ弾く練習を行いました。

このメヌエットは初めて自分が両手で弾けるようになった曲なので思い出深いです。

最初は本当にゆっくりしか弾けませんでした。
そもそも楽譜が全く読めない状態だったので、楽譜に慣れるところからスタートしました。
そいうかそもそも、鍵盤の真ん中の『ド』とはどこを指すのかすら知りませんでしたので、教本を読みながら一歩ずつ勉強しました。
楽譜を読んで、一つの音を鍵盤と対応させるのに普通に20秒ぐらいかかっていましたね。
この本の良い所は、

  • 初心者でも努力したら弾ける程度の難易度からスタート
  • 誰でも知っている名曲なので弾いてて楽しい
  • DVDで三舩さんをお手本にできる

といったところです。
普通にブルグミュラーの教本とか読んでいたら確実に私は挫折していたでしょう
一つ残念だったのは『エリーゼのために』が入ってなかったことです!

僕がピアノを始めた動機の一つが『エリーゼのために』を弾くことでした。



無料の鍵盤アプリをインストール

とはいえ、練習していてもなかなか楽譜を読むスピード精度が上がらなかったので、youtubeの練習動画を見たり、無料のスマホアプリをインストールして練習しました。

youtubeで楽譜練習

youtubeは下記の動画がまずまず役に立ちました。

シンプルで無駄がない練習でした。あと声も聴きやすくて好きでした。

スマホアプリで楽譜練習

スマホアプリもゲームで正解の得点を競うという感じでしたが、もう削除してしまい何というタイトルだったたか忘れてしまいました。
内容としては『楽譜に示された音階の鍵盤を押す』というものでした。
これがなかなか良かったです。
声に出して『ド』とか言うのではなく、楽譜を見て実際の鍵盤の位置を押すという、極めて実際のピアノ演奏に近い練習だったからです。

ピアノについて

はじめの2年ぐらいは、本当に安い1万円ぐらいの電子ピアノで練習していました。
本当のピアノとはかけ離れたモノで、今なら絶対こんなもので練習しないと思いますが、当時はよく理解していなかったので『こんなもんか』と思って練習していました。

しかし、今思うとアップライトやグランドピアノとは全くタッチの異なる、おもちゃのようなピアノでした。
しかしそれでもやらないよりは断然マシで、楽譜を読む&両手で弾く練習ができました。

その後、『エリーゼのために』の最初の方が弾けるようになったあたりから、もう少しマシなYAMAHAの電子ピアノ(ARIUS:YDP-161)を買いました。
88鍵盤で、一番良いところはタッチがしっかり重いことです!本物のピアノとまではいきませんが、当たらずとも遠からずで、本番を見据えた良い練習になりました。
値段も手ごろでです。なので『とりあえずピアノやってみようかな?』という人にはコスパ抜群です。
私が使用したのはYDP-161ですが、次世代型のYDP-162もほぼ同じです。
今はYDP-161/YDP-162共に生産中止になっています。
しかしYDP-162に関しては在庫分がAmazonで買えます!

逆に最近の電子ピアノはタッチが軽いのが本当に多くて残念です。

順序

初心者用ピアノ本で練習

基本は、三舩優子さんの『DVDですぐわかるかんたんピアノの弾き方』を順番にこなしていました。
初心者の練習用にアレンジされていて、段階を踏んでレベルアップできる良い教材でした。
これで1~2年ぐらいは練習したと思います。(譜読み練習も並行)

三舩さん綺麗で美人だと思います。

自分が弾きたい簡単な曲

しかし、本の半分ぐらいを消化したところから、『本物の楽譜で練習したい』と思うようになりました。反抗期みたいなモノですね。

それで前から弾きたかった『エリーゼのために』を練習し始めました。
途中、三舩さんの本に戻ったり、別の曲を弾いてみたり色々と一進一退で進みながら、もがくように練習しました。
一点、基本は『弾きたい曲を弾く』という点にこだわりました。
実はブランク期間が1年ほどあったのですが、その後1年ぐらいはこんな感じで練習です。

自分が弾きたい少しチャレンジングな曲

ある程度慣れたので、J-POPの楽譜を買ってきて自分の弾きたい曲を練習しました。
『残酷な天使のテーゼ』や『空も飛べるはず』『Beloved(Glay)』などを夢中になって弾きました。
その後は、ベートーヴェンの『月光』『悲愴』『トルコ行進曲』や、モーツァルトの『トルコ行進曲』、『乙女の祈り』、『ノクターン』なども、同様に夢中になって練習しました。

結構、ミスもたくさんしますが、重要なのは、『完全に弾けなくても良しとする』というスタンスだと思います。
私は壁にぶち当たったら他の曲を弾くようにしました。
これは大学受験や家庭教師の経験などから学んだことですが、完璧主義は却ってよくないという教訓を活かした形です。
この考え方は自分の中でほぼ間違いないと確信しています。

出来ないことに延々とこだわっている人は大抵失敗します。

ひたすら本能に任せて弾く

今行っていることは、たまに新しい曲を弾くことと、弾ける曲を気持ちよく弾くことです。
本当はもっと技術的な練習をしっかり行わないといけないのでしょうけど、ピアノが嫌いになったら終わりです。
趣味で弾ければいいので、気を抜きつつ気楽に練習しています。
(ピアノの先生が見たら怒るかもしれませんが、知ったことではありません^^;)

まとめ

『大人になってから独学では無理』という人もいますが、絶対そんなことありません
最初の方は、キツイときもありましたが焦らずちょっとずつ前進することを心がけました。
とりあえず、一人で楽譜を見て、両手で演奏できるようになれたのが良かったです。
ぶっちゃけ毎日遊びでピアノを弾いています。
まだまだ下手ですが、趣味が一つ増えて楽しんでいます^^
もっと色々な曲を弾けるように、あと譜読みが速くなるようになることを目指しています。

ちなみに好きなピアニストは『児玉麻里』さんです。
特に児玉さんのワルトシュタインが好きですね。ワルトシュタインではないですが、コンサートも何回か行きました。

参考

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