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【就活】『尖がった』タイプは気を付けた方がいい.意識高い系【面接】

私も実はそうでしたが、学生の中には強い自分の信念や考え方を持っている人が居ると思います。
いわゆる『尖がった』『プライドの高い』『意識高い』学生です。
このような学生は、企業からどう評価されるのでしょうか?
自分が意識高い系である自覚がある人は少し気にした方が良いかもしれません。

人事部長の視点

早速ですが、明治製菓(株)人事部長(室長)の樋口昌弘氏は『就活って何だ 人事部長から学生へ』の中で自己主張が強く鼻っ柱が強いタイプについてこう分析しています。

・・この最終面接では、九割から九割五分の学生に対する評価は面接官の意見が一致します。
そころが、一割弱は「エクセレント」か「バツ」かで極点に評価が分かれます。このケースで多いのは”とんがった”タイプです。鼻っ柱が強く、強い信念や夢、主張を持っている人。こういう人材は、面接初期の段階では「できるだけ落とすな」と私は言っています。
しばしば鼻っ柱の強いタイプに対しては、感情的に落としてしまうことがあります。
ですが、こういう人材には、将来、会社を変革してくれる可能性を感じます。
組織は均質的になると良くない方向に向かうものです。

(『就活って何だ 人事部長から学生へ』P.128-129)

この話は個人的に非常に面白く感じました。
つまり、企業の採用においても、自己主張が強い学生というのは賛否両論を引き起こしやすいんですね。
「できるだけ落とすな」とわざわざ支持すると言うことは、そうでもしないと落とされてしまうと言うことの裏返しです。

そして、このような『意識高い系』学生は、面接官の意見が分かれやすいという側面がある反面、会社を変える可能性があるとも評価されているわけです。

企業としてはこれまでの経験からくる反省があるわけです。
樋口昌弘氏も「組織は均質的になると良くない方向に向かうものです」と話していることからも、画一的な人材しかいない組織に対して強い危機感を抱いているのが伺えます。

この本の中で、「自己主張の強いタイプは感情的に落としてしまう」という面接官の人間としてのホンネが聞けて貴重ですね。

面接は複数人で評価

一般的に、大企業であればあるほど複数の面接官により様々な角度から評価をします。
その理由は、面接官による主観の部分をなるべく排除し、就活生を公平に評価するためです。
よく「立体的に評価する」などと言われます。

結局は人による判断

とは言え、複数人集まってもやはり人です。
人として『嫌い』『むかつく』といった感情を持ってしまうと、実力に対して正当な評価を下すことが難しくなるのもまた事実でしょう。

つまり、将来会社を変革するポテンシャルを秘めた学生を落としてしまうことも、よくあるのだと思います。

結局、最終的な判断は、面接官の『直観』によるものが多いのが現実だと、先ほどの本の中で大企業の人事部長たちも先認めています。
どこまで言っても人は人で、100%の精度で評価するということは不可能です。

しかし、それはそれで良いと思います。
本当に有能なら、絶対にどこかの企業が評価してくれます。

まとめ


尖がったタイプの学生は、面接官からの評価が分かれやすい傾向にあります。
しかし、大企業であればあるほど、多様性を重視する傾向があり評価もされます。
特に『鼻っ柱の強い』『自己主張が強い』学生は、将来を変革する人材として企業からも期待されている側面があるのです。

就活で自分を出すのか、はたまた完全に猫を被るのか、考え方は人それぞれですが、私は『本来の自分の姿』をアピールする方が、人事担当者に面白いと思ってもらえる可能性が高いのではないかと思います。

面接は人と人とのコミュニケーションということを忘れずに、自分の魅力をアピールすることが大事です。頑張ってください。

参考

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