大学別分析

【就活】(調味料最大手)味の素に入りやすい大学は?学歴重要度は?【データは語る】

今回は調味料最大手で、サントリーなどと並び食品業界で最も輝きを放つ企業の一つ、『味の素』について、就職における『学歴の重要性』について考えていきます。
繰り返しになりますが、就活にあたって会社の採用校実績を知ることは重要です。
一流大学ばかり採用する会社中堅大学からもある程度採用する会社など、間違いなく企業カラーが存在するためです。
まずは簡単に味の素の企業紹介をした後、採用大学等について考察していきたいと思います。

会社の概要

まず味の素の会社概要について簡単に見ていきます。

売上額は2018年度のデータ。平均年収は2016年度。
事業内容 調味料、加工食品、アミノ酸食品、健康食品、飲料、甘味料 など
主な商品 味の素、ほんだし、コンソメ、アミノバイタル、かに玉 など
売上 約1兆1500億円
平均年収 約952万円
特徴 ・調味料業界1位
・社名にもなっている『味の素』が有名
・アミノ酸関連の技術も高い
・医薬品や化粧品などの異業種にも参入
・平均年収が950万円を超え、有給取得も17日以上と、待遇抜群
・東南アジアやブラジルなどの海外進出も積極的

味の素は調味料ナンバーワンの名の知れた企業です。
最近、海外進出にも積極的です。
調味料だけでなく、『かに玉』などの有名な加工食品も多いです。
加えて、アミノ酸の技術力が高く、医薬品用の中間体の製造もおこないます。

味の素はクオリティの高い商品が多い印象です。『コンソメ』などの調味料はもとより、『コーンクリーム』や『Blendy カフェオレ』など私はかなり好きです。

味の素はただの食品会社ではなく、アミノ酸技術を応用した医薬品原料の製造やファインケミカル、電子材料も手掛けます。
消化器疾患薬など、純粋な製薬事業も手掛けるなど、技術力をいかんなく発揮しています。

味の素は、食品も含めて商品のクオリティが高い印象です

求める人材は、『主体的に考え周囲と協力して行動できる人』となっています。

奇をてらったものではなく、企業人として必要な資質のエッセンスが詰まったような文章ですね

大学群採用実績の比較

では味の素における、大学群別採用数を見ていきましょう。
ここでは『旧帝大』『早慶』『関関同立』などの括りで、味の素の過去29カ年における採用実績の”偏り”を見ていきます。

ダイヤモンド『大学の序列』を参考(後述)
味の素_大学群別の就職実績(29カ年)
難関国公立7大学とは、東工大、一橋大、神戸大、筑波大、横浜国立大、首都大、広島大の7大学のことです。
大学によっては29カ年よりやや短い場合があります。
2017年までの統計データですが、全て連続したデータであるわけではありません。
データ分析
食品業界らしくなく高学歴の採用がダントツで多い

何となく『好待遇』『高品質の技術系の会社』『医薬品も手掛ける』などの特徴から一流大学からの採用が多そうだなと予想出来はしましたが、やはり旧帝大早慶および難関国公立といった高学歴からの採用が極めて多いです。

食品業界らしくない採用傾向!

反対に、日東駒専産近甲龍はほぼ全滅です。
MARCH関関同立以上でないと就職はかなり厳しい印象です。

味の素には一流大学卒の優秀な人材が採用されやすい

特に実績の多い大学ベスト10

では次に採用数の多い大学を、ランキングで見ていきます。

過去29カ年での味の素の就職実績
ただし大学によっては若干年数が異なる。
また、千葉大、横浜市立大学、大阪市立大、大阪府立大など一部の都市圏国公立と地方国公立は集計に入っていない
順位 大学名 採用実績(過去29カ年)
1 早稲田 212
2
慶應 191
3 東大 180
4 京大 126
5
東工大 83
6
東京理科大 73
6 東北大 73
8 阪大 71
9
日本女子大 67
10 北大 66

早慶や旧帝大などの一流大学が並ぶ

ご覧の通り、上位10大学ほとんどが名の知れた高学歴の大学です。
トップ5が『早慶東大京大東工大』というレベルの高さで、それ以外も阪大東北大などの有力大学がランクインします。

MARCHや関関同立以下の大学はランクインできていませんが、1大学だけ『日本女子大』から極めて多くの採用実績を出しており9位にランクインしています。

理由はわかりませんが、恐らく卒業生に有力者がいるのだと思います。
確かに日本女子大の大学案内ページを見ると、味の素に勤務している卒業生が『卒業生の声』として4人中2人も紹介されていて(2019.4.1現在)、味の素との繋がりの強さを感じます。

日本女子大は味の素に間違いなくコネクション有り

その他は、最低でもMARCHや関関同立はでていないと就職は厳しいことを示すデータとなっています。

食品業界の傾向と異なり、味の素は高学歴志向



学歴重要度

味の素の評価

学歴重要度:(結構高い)

私が判断したに味の素における就職での学歴重要度は、4.0です。
つまり、味の素は入社における学歴重要度が『結構高い』企業にランクされます。

早慶旧帝大などの上位大学出身者のボリュームが極めて大きく、反対に日東駒専産近甲龍からの採用が相当に限られたものになっていることが、最大の理由です。

一方、MARCH関関同立レベルの大学からは、多くはないですが一定数の採用があることと、日本女子大のように名門ですが高学歴とは言えない大学から多くの採用があったことにより、学歴重要度が4.0でとどまりました。

味の素は技術力が高いため相応の人材が必要不可欠
学歴重要度は就職データを数値化・分析し独自に判断してます
学歴重要度の根拠
  • 早慶や東大・京大などの上位大学からの採用が多い
  • 旧帝大や東工大などの一流大学も2番手のボリューム
  • MARCHと関関同立からはある程度の採用実績がある
  • 日東駒専や産近甲龍以下からの採用はほとんどない
  • ただし日本女子大のみ例外的採用が多い
これらの理由から、学歴重要度は4.0としました。

まとめ

主力の調味料のみならず、全ての商品のクオリティが高く、医薬品ファインケミカルなどの異分野に進出できるほど技術力の高い会社である味の素ですが、やはり採用は一流大学出身者が多くなっています。

MARCH・関関同立で”やっと”という印象です。

一つ面白かったのが『日本女子大』からの採用が異常に多かった点です。
恐らく卒業生同士のつながりがあるのだと思います。味の素とのネットワークを感じます。

OB・OG訪問などで、会社の社風雰囲気をよく研究しておきましょう。

OB・OG訪問サービス

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実際の会社の雰囲気を知ることは、就職を考える上で重要なことです。
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参考

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