日本でも随一の高年収で知られる総合商社。
特に三菱商事、伊藤忠商事、三井物産、丸紅、住友商事といういわゆる五大商社は非常に高給であると言われています。
そんな五大商社の働き盛りともいえる40歳時点の平均年収は、どれぐらいなのでしょうか?
総合商社の年収調査
40歳平均年収比較
五大商社の40歳は、どれぐらいの年収を得ているのでしょうか。
三菱商事 | 伊藤忠商事 | 三井物産 | 丸紅 | 住友商事 | |
40歳時年収 | 1,551万円 | 1,509万円 | 1,338万円 | 1,394万円 | 1,369万円 |
この値は東洋経済の推定値だそうです。
この推定値によると、40歳時点にも関わらずどの総合商社においても1,300~1,500万円前後の高年収を得ていることがわかります。
トップは三菱商事の1,551万円、ボトムは三井物産の1,338万円になります。
残業時間
総合商社の残業時間(/月)についてみてみます。
三菱商事 | 伊藤忠商事 | 三井物産 | 丸紅 | 住友商事 | |
残業時間 | 25.1 | 35.4 | 19.1 | 19.0 | 7.8 |
各社、それほど残業時間が長いわけではないですね。
住商に至っては10時間を切っています。
意外に短いのがわかります。
つまり、この高年収は残業代で得られたというわけではなさそうです。
なぜ高年収なのか?
総合商社がなぜここまで高年収なのかというと、1つには石油や鉄鉱石などの資源権益からの配当や、不動産収入などで、何もしなくても莫大なお金が入ってくる仕組みが出来上がっているからですね。
振れ幅が大きいと言われる資源ビジネスですが、当たれば大きいですし、実際に平均すると高いリターンが得られています。
もちろん資源で稼いだお金を、ほかの既存ビジネスに再投資したり、ローソンやファミマのように買収し子会社や関連会社にすることで多様な収入源を確保したりしています。
伊藤忠なんかは、ファミマなどのリテール分野(非資源)も強いです。
まとめ
総合商社の年収について調べました。
40歳時点という若さで既に平均で1,500万円前後も稼いでいて、驚異的に好待遇だということがわかりました。一番高年収なのは、やはり三菱商事でした。
給料については、残業代で稼いでいるというわけでもなく、一番多くて伊藤忠の35.4時間であり、住商に至っては7.8時と1桁台でした。
海外駐在などの機会も多く、高年収を得ながら商社マンとしての経験をつむことができる総合商社は、非常に魅力的な働き先だと思います。新卒カードをきれるなら、ぜひ目指したい就職先の1つです。
間