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三菱商事が銅生産量国内トップに(2022年以降)

三菱商事の資源1

三菱商事のケジャベコ鉱山が稼働し、それにより銅生産量が32~37万㌧になる予定です。
これまで国内トップは住友金属鉱山でしたが、それを上回る生産量となる見込みです。
三菱商事は銅に力を入れています。

銅生産量データ

三菱商事の銅生産量推移

三菱商事銅生産量(2022以降予想あり)2
ロスブロンセス銅鉱山やエルソルダド銅鉱山の品位低下により、生産量が落ち込んでいた三菱商事ですが、ケジャベコの操業開始で一気に生産量が増加します。

三菱商事と他社の銅生産量比較

銅生産量比較_三菱商事とその他(2021+α)2
※22年以降は三菱商事のみ記入

住友金属鉱山は長期ビジョンで年間30万㌧を目標にしています

銅投資に積極的な理由

以下、三菱商事のプレスリリース。

銅は風力・太陽光発電などの再生可能エネルギーを中心とした電化の進展、並びにEVの普及等、カーボンニュートラル社会実現に不可欠な資源であり、中長期的な需要増が見込まれる一方、世界的な品位の低下や環境規制等を背景に新規鉱山開発の難易度は高まっており、安定供給が課題となっています。
(ペルー共和国ケジャベコ銅鉱山の生産開始について)

中長期で堅調な需要が見込まれると予想されるからということです。

例えばEV(電気自動車)には、ガソリン車と比較して約4倍程度も銅が使用されます。

所感

銅は脱炭素化にむけた主力を担う商品です。加えて近年は優良な銅鉱山が減少しているとも聞きます。

また、原油や天然ガスなどのエネルギー資源は無尽蔵にあるわけではありません。今後、枯渇するリスクも0ではなく、その場合風力や太陽光などの再エネや原子力に依存することになります。そうすると銅の需要は否応なく増加します。

直近では銅価格は下落傾向にありますが、銅鉱山への積極的な投資は、中長期で安定的な収益に寄与すると考えます。

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