BKChemは化学構造式を無料で描くことのできる海外のフリーソフトです。
Pythonというプログラミング言語で書かれたソフトで、WindowsでもMacでも使うことが出来ます。
では早速ダウンロード方法を見ていきましょう。
ダウンロード方法
以下に手順を書きます。
至ってシンプルです。公式ページに行き、ファイルをダウンロードして、ダウンロードファイルを実行するだけです。
1. BKChemの公式ページに行きます。( https://bkchem.zirael.org/index.html )
2. 次に左のサイドバーから『Download』をクリックします。
3. Downloadのページに行ったら、ダウンロードするファイルを選びます。下に行くほど最新版です。
4. 私のパソコンはWindowsなので一番下の『bkchem-0.14.0-pre2.exe』を選択し、DL。
5. ダウンロードできたら、そのファイルをクリックし、実行します。
6. するとSet Up画面が出てきますが殆ど全て『next』でOK。
7. ただし最後の『デスクトップにアイコンを作る』にはチェックをする。
これで、完了です。
成功すれば以下のようなソフトが立ち上がります。
どんなことが出来る?
簡単な化学構造を描画できます。
ベンゼン環や窒素を含む五員環などがテンプレートとして使えます。
単結合や二重結合などの結合や、ラジカルや非共有電子対などの電子、また負電荷や正電荷を記述することができます。
使ってみた感想
使ってみた感想ですが、動きが結構遅い(重い)のとすぐにエラーがでるので、ややストレスがたまります。
また高分子などを描いてみると、高分子の[]が結構適当だったり、-OHや-NH2が描けなかったり、-C=Oの二重結合が描けなかったりと、仕事や研究で使うにはかなり物足りない内容になっています。
公式サイトにも描いてますが、まだこのソフトは『製作途中』です。
なのでまだバグの類も多く、これならケムスケッチを使った方がよほどストレスなく様々な構造が描けます。
BKChemの良い点
BKChemがケムスケッチより良いと思うところは、ラジカルが正しく描けると言う点です。
実はケムスケッチはラジカルの描画が苦手です。
その点、BKChemでは綺麗にラジカルを描けるのでその点は良いと思います。
まとめ
Pythonでプラグミングされた化学描画ソフトであるBKChem。
しかし、描けない化学構造が多過ぎるなど、まだまだその内容はビジネスでの活用には達していない。
そのため過度な期待は厳禁で、やはりメインで使うのはケムスケッチなのは揺るぎません。個人的にはBKChemは少し使いづらいため、あまり使用する予定はないですね。
しかしBKChemはラジカルなどが上手く描けるので、得意不得意で使い分けるのが一つの方法かなと思います。