大学別分析

【就活】(化学大手)三菱ガス化学に入りやすい大学は?学歴重要度は?【データは語る】

今回は『三菱ガス化学』に入るための『学歴重要性』と『採用実績の多い大学』を見ていきたいと思います。
一般的に、就活にあたって希望の会社の採用校実績を知ることはとても重要です。
企業によっては一流大学ばかり採用するところもあれば、下位・中堅大学も割とOKであったりなど、企業毎に様々なカラーがあるためです。
また、OB・OGが多いと入社後も卒業生のネットワークを活かした働き方も可能など、出身大学というのは大きな意味を持ちます。
今回は、天然ガスから化学原料の製造を行っている化学大手の『三菱ガス化学』についての就職分析を行います。

会社の概要

まず三菱ガス化学がどのような会社か簡単に見ていきます。

数字は2016年度のデータ。
事業内容 天然ガスの精製、化学原料の製造、エネルギー事業、機能品など
主な商品 アンモニアやメタノールなどの化学原料、脱酸素剤、基盤など
売上 約5600億円
平均年収 約902万円
特徴 ・天然ガスを原料に化学品を製造
・広義では石油化学業界に分類される
・年収高め
・JSPを子会社として取得

三菱ガス化学が求める人材は、『広い視野で能動的に行動でき、環境の変化に対する適応力を持つ人』だそうです。
三菱ガス化学の事業分野であるエネルギー分野は、既に自動車の燃料が『ガソリン』から『バッテリー』に変わりつつあるように、今後様々な変革が起こる可能性が高い分野です。
また、アジア諸国の台頭によるコスト競争も問題です。

三菱ガス化学ではそういった激変するビジネス環境に適応できる人材が求められているようです!

大学群採用実績の比較

業界での地位もあり、待遇も良く就活生に人気の三菱ガス化学ですが、採用校実績にはどのような傾向がみられるでしょうか?
『旧帝大』『早慶』『関関同立』などの括りで、過去29カ年における三菱ガス化学の採用実績の”偏り”を見てみましょう。

ダイヤモンド『大学の序列』を参考(後述)
三菱ガス化学への大学群別の就職実績(29カ年)
難関国公立7大学とは、東工大、一橋大、神戸大、筑波大、横浜国立大、首都大、広島大の7大学のことです。
大学によっては29カ年よりやや短い場合があります。
2017年までの統計データですが、全て連続したデータであるわけではありません。
データ分析
国公立からの採用が多い

三菱ガス化学も学歴主義が凄いですね。
これはホント高学歴じゃないと入れないというレベルです。

普通、一流大学ばかりとる会社であっても『早慶』の採用数は『旧帝大』を上回ったりするものですが、三菱ガス化学の場合はそれもありません。
ガチで一流国公立の学生ばかり採用しています。

しかし、私の知る限り三菱瓦斯化学に就職した人は、どちらかというと遊んでる感じのタイプでしたね。(理系・院卒・技術系) 成績も・・・

注目して欲しいのが、『MARCH』『関関同立』を含む、中堅大学からの採用実績の少なさです。『日東駒専』や『産近甲龍』なんて、合わせて1学年5万人以上いるのに、それが29カ年でたった5人しか採用されてないなんて、控えめに言って異常です。笑

帝京大や東洋大、芝浦工業大など、福岡大、名城大など、下位~中堅レベルの大学からは驚くほど全く採用されていません。(29カ年で0)

特に実績の多い大学ベスト10

次に具体的に採用数の多い大学をランキングで見ていきます。

過去29カ年での三菱ガス化学への就職実績
(ただし大学によっては若干年数が異なる。)
また、千葉大、横浜市立大学、大阪市立大、大阪府立大など一部の都市圏国公立と地方国公立は集計に入っていない
順位 大学名 採用実績(過去29カ年)
1 東工大 59
2 早稲田 55
3 東大 54
4 東北大 52
5 慶應 46
6 阪大 40
7 東京理科大 38
8 北大 31
9 京大 30
10 一橋 26

早慶がそれほど断トツで多くない点や、理科大がランクインしている点、東工大の実績が非常に良い点など、『信越化学』の実績に酷似しています。
中堅以下大学からの採用はそれほど多くない点も、信越化学に似ています。

何故か理科大からはかなりの採用実績がありますね。
理科大の進級は厳しいことが有名ですが、教育力が高いのでしょうね。



学歴重要度

三菱ガス化学の評価

学歴重要度:(かなり高い)

私が判断した信越化学における就職での学歴重要度は、4.5です。
旧帝大難関国公立(および早慶)からの採用が極めて多い点や、逆に中堅以下の大学からの採用がほぼ皆無である点から、”上位大学出身”である必要がかなり求められると判断しました。

とは言え、東大京大がトップでない点や、理科大からも多く採用されている点なども考慮して4.5となっています。

学歴重要度は就職データを数値化・分析し独自に判断してます
学歴重要度の根拠
  • 旧帝大などの一流大学からの採用が極めて多い
  • 日東駒専や産近甲龍をはじめとする中堅~下位大学からの採用は極めて少ない。
    (学生数の多さを考えたら、”異常”な少なさ)
  • とは言え理科大からはそれなりに採用されている
  • 東大・京大も上位だがトップ実績ではない
これらの理由から、学歴重要度は4.5としました。

まとめ

三菱瓦斯化学は、採用において出身校の学歴が極めて重要な企業であるというデータが得られました。

東大京大は当然のことながら、東工大・阪大など国公立の一流大学からの採用が目立ちます。

その中で、東京理科大が上位に食い込んでいて健闘しています。
三菱ガス化学は厳しいカリキュラムで育て上げられたサイボーグのような学生が好きなのかもしれません。

とは言え解せないのが、私が知る2人ほど人材(理系・技術系)なのですが・・
あれ?全然マジメ系じゃなかったぞ(人間的には良い人でしたが)
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参考) 週刊ダイヤモンド 2017年 9/16 号 [雑誌] (1982~2017 大学序列)

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