大学別分析

【就活】(鉄鋼大手)JFEスチールに入りやすい大学は?学歴重要度は?【データは語る】

前回の日本製鉄に引き続き、今回も鉄鋼業界の大手企業である『JFEスチール』について、就職における『学歴の重要性』について考えていきます。
就活にあたって会社の採用校実績を知ることは重要です。
一流大学ばかり採用する会社中堅大学からもある程度採用する会社など、間違いなく企業カラーが存在するためです。
まずは簡単にJFEスチールの企業紹介をした後、採用大学等について考察していきたいと思います。

会社の概要

まずJFEスチールの会社概要について簡単に見ていきます。

売上額は2018年度のデータ。平均年収は2016年度。
事業内容 自動車・プラント・土木・缶容器など向けの鉄鋼 他
主な商品 ハイテン、ステンレスなど各種鉄鋼 他
売上 約2兆7,154億円
平均年収 約960万円(総合職)
特徴 ・日本製鉄に次ぐ鉄鋼業界No.2
・防錆や軽量化・組み立て技術を研究開発
・自動車や造船・建築物・家電・容器など各種業界向けに開発
・待遇良い
・ベトナムで台湾プラスチックが建設した高炉製鉄所に出資

JFEスチール売上高2兆円を超える日本でも有数の大企業です。
鉄鋼メーカーとしては日本製鉄に次ぐ第2位となっています。

日本製鉄もそうですが、JFEスチールでも自動車建造物家電容器などありとあらゆる業界で使用される鉄鋼材料の研究開発・生産を行っています。

鉄鋼材料は日本のあらゆる産業において、なくてはならないモノです。

鉄鋼材料の研究開発としては、例えば鉄鋼の『高強度化』『軽量化』『低腐食化』などがあります。

求める人材は、『常に志を高く、情熱をもって誠実に物事に取り組める人』となっています。

かなりシンプルな『求める人材』の内容です。”誠実”という言葉がキーワードでしょうか。

JFEスチールも国内の鉄鋼需要の低減を見越して、海外での生産体制を整えていますので、グローバル人材も必要とされていると思われます。

大学群採用実績の比較

ではJFEスチールにおける、大学群別採用数を見ていきましょう。
ここでは『旧帝大』『早慶』『関関同立』などの括りで、JFEスチールの過去29カ年における採用実績の”偏り”を見ていきます。

ダイヤモンド『大学の序列』を参考(後述)
JFEスチール_大学群別の就職実績(29カ年)
難関国公立7大学とは、東工大、一橋大、神戸大、筑波大、横浜国立大、首都大、広島大の7大学のことです。
大学によっては29カ年よりやや短い場合があります。
2017年までの統計データですが、全て連続したデータであるわけではありません。
データ分析
日本製鉄と同様、かなり高学歴偏重な採用

JFEスチールの採用傾向としては『旧帝大』からの採用が多いという特徴が挙げられます。
これは日本製鉄と同様の傾向です。

また日本製鉄と同じく、早慶や難関国公立からの採用が多く、MARCHや関関同立などの中堅私立大からの採用が比較的少なくなっています。

上位校からの採用が多い

ただし、日本製鉄の場合、日東駒専産近甲龍からの採用は旧帝大の約20分の1の実績しかありませんでしたが、JFEの場合は約10分の1となっており、下~中の私立大からもやや採用されやすくなっています。

MARCHや関関同立からの採用割合も、JFEの方が多少大きくなっています。

JFEスチールも上位校からの採用が圧倒的に多いが、日本製鉄よりほんの少し緩め

特に実績の多い大学ベスト10

では次に採用数の多い大学を、ランキングで見ていきます。

過去29カ年でのJFEスチールの就職実績
ただし大学によっては若干年数が異なる。
また、千葉大、横浜市立大学、大阪市立大、大阪府立大など一部の都市圏国公立と地方国公立は集計に入っていない
順位 大学名 採用実績(過去29カ年)
1 早稲田 372
2
京大 245
3 東大 243
4 九大 239
5
慶應 238
6
阪大 232
7 東北大 226
8 東工大 129
9
神戸大 127
10 北大 124

一流大学ばかりの採用実績

JFEの場合も日本製鉄と同じく、上位10大学のほとんどが旧帝大あるいは早慶および東工大です。唯一、神戸大がランクインしているところのみ異なります。
また、やはり旧帝大のなかでも京大や東大の採用数が多いなど、かなりハイレベルな採用校実績となっています。

上位校からの採用が極めて多い

学歴重要度

JFEスチールの評価

学歴重要度:(かなり高い)

私が判断したJFEスチールにおける就職での学歴重要度は、4.5です。
つまり、JFEスチールへの入社における学歴重要度は『かなり高い』にランクされます。

ランキングトップ10が東大・京大をはじめとする旧帝大に加え、早慶、東工大などでほぼ独占されているなど、上位校からの採用が極めて目立ちます。

確かに日本製鉄よりは、中堅私大からの採用数は多いですし、東大からの採用数も少ないですが、ほぼ誤差の範囲と言えます。

そのため、学歴重要度は日本製鉄と同じ4.5となっています。

学歴重要度は就職データを数値化・分析し独自に判断してます
学歴重要度の根拠
  • 旧帝大・早慶からの採用が極めて多い
  • 旧帝大の中でも東大・京大の採用がトップを占める
  • 東工大や一橋も多い
  • MARCHや関関同立からは多少採用されるが少ない
  • 日東駒専や産近甲龍以下からの採用はほとんどない

まとめ

JFEスチールの採用傾向は日本製鉄と同じく、高学歴偏重となっています。
旧帝大からの採用実績が極めて多く、その中でも京大と東大がトップ2となっています。
(日本製鉄と同じ)

唯一の違いは、JFEスチールでは神戸大がトップ10に入っていることぐらいでしょうか。
MARCHや関関同立以下のレベルの大学からはあまり採用されていないことが示されています。

日本製鉄よりは多少採用されやすくはなってますが・・

OB・OG訪問などで、会社の社風雰囲気をよく研究しておきましょう。

OB・OG訪問サービス

ビズリーチ・キャンパス』はOB・OG訪問できるサービスです。
実際の会社の雰囲気を知ることは、就職を考える上で重要なことです。
そこで実際希望する会社に就職した自分の大学のOB・OGに直接出会えるのが、この『ビズリーチ・キャンパス』というサービスです。
OB・OG訪問をお考えの学生は、是非活用しましょう。

同じ大学出身の先輩に話を聞けるOB/OG訪問ネットワーク「ビズリーチ・キャンパス」

参考) 週刊ダイヤモンド 2017年 9/16 号 [雑誌] (1982~2017 大学序列)

POSTED COMMENT

  1. きききりんご より:

    難関大のくくりに首都大があって千葉大が入ってないのはなぜ?規模もレベルも上だと思うが。

きききりんご へ返信する コメントをキャンセル

メールアドレスが公開されることはありません。