大学別分析

【就活】(五大商社)三井物産に入りやすい大学は?学歴重要度は?【データは語る】

五大商社への学歴重要度

前回の伊藤忠商事に引き続き、今回も5大商社の分析として三井物産の学歴重要度を見ていきます。
全5回で、日本を代表する総合商社である5大商社(三菱商事、伊藤忠商事、三井物産、住友商事、丸紅)の分析を行っており今回が第3回です。

この記事では三井物産の企業概要と、就職データから見えてくる採用の傾向について分析したいと思います。

会社の概要

まず三井物産がどのような会社か簡単に見ていきます。

数字は2018年度のデータ。
事業内容 トレーディング(卸売り手数料)、投資(権益、金利、配当)、経営など
主な出資先 資源(原料炭、鉄鉱石、原油、天然ガス、銅など)
非資源(三井食品、三井農林、三井製糖、東洋エンジ、IHHなど)
売上 6兆9,575億円
平均年収 1,430万円(42.2歳)
特徴 財閥系(三井)
・鉄鉱石などの資源投資にかなり強い(資源>非資源)
・金属資源からの収益が50%を超える(2018年度)

・鉄鉱石以外にも原油・天然ガスの権益収入も莫大
・シェールガス開発にも出資。
・発電事業などにも強み。
・2018年度は5大商社で唯一、過去最高益を達成できなかった。
・医薬品や病院事業などの非資源系も強化。
鉄鉱石資源からの莫大な権益

三井物産の最大の特徴は、鉄鉱石などの金属資源からの収益力の強さです。
純利益のうち、50%以上を金属資源からの収益が占めます。

非資源系への投資も進めており、IHH(アジア最大の民間病院事業グループ)への投資を増強し筆頭株主になったほか、人工透析や医薬品事業への投資も進めます。

資源と非資源の両方を強化
参考(資源、非資源とは?)
項目 内容
資源 油田、天然ガス、石炭、鉄鉱石、銅、その他金属など
非資源 衣料品メーカー、自動車メーカー、素材メーカー、化学メーカー、
病院、IoT関連企業、製薬メーカーなど資源以外の全て

三井物産が求める人材は、『グローバルな視点で新しい時代を創り出す「挑戦と創造」の精神にあふれた行動力のある人物』だそうです。

グローバルや行動力など、現代の『商社マン』に具体的に求められる能力ばかりですね。
三井物産は鉄鉱石をはじめとする金属資源に最大の強み

大学群採用実績の比較

では三井物産の大まかな採用校の傾向を見ていきたいと思います。
『旧帝大』『早慶』『関関同立』などの括りで、過去29カ年における三井物産の採用実績の”偏り”を分析します。

ダイヤモンド『大学の序列』を参考(後述)
三井物産への大学群別の就職実績(29カ年)
難関国公立7大学とは、東工大、一橋大、神戸大、筑波大、横浜国立大、首都大、広島大の7大学のことです。
大学によっては29カ年よりやや短い場合があります。
2017年までの統計データですが、全て連続したデータであるわけではありません。
データ分析
五大商社型の採用。

5大商社の採用傾向は驚くほど一致しています。すなわち
早慶>旧帝大>>難関国公立 or MARCH関関同立>>日東駒専 or 産近甲龍
となっているのが基本です。

三井物産もその傾向に合致します。

5大商社らしく、早慶旧帝大のボリュームが圧倒的です。
MARCH
および関関同立までがボーダーで、それ以下のクラスは採用が厳しい所も一致しています。
日東駒専
産近甲龍は、その学生数の多さを考えると、絶望的な採用校実績となっています。

早慶と旧帝大のボリュームが他を圧倒

特に実績の多い大学ベスト10

次に具体的に採用人数の多い10大学を、ランキングで見ていきます。

過去29カ年での三井物産の就職実績
(ただし大学によっては若干年数が異なる。)
また、千葉大、横浜市立大学、大阪市立大、大阪府立大、国際教養大など一部の都市圏国公立と地方国公立は集計に入っていない。私立ではICUが入っていない。
順位 大学名 採用実績(過去29カ年)
1 慶應 1118
2 早稲田 750
3 東大 530
4 一橋 289
5 京大 263
6 上智 208
7 立教 179
8 青山学院 159
9 学習院 145
10 日本女子大 75

5大商社の例に漏れず、早慶東大京大一橋が圧倒的です。
とりわけ慶應義塾大の採用実績の多さには一目置かれます。

この5大学は商社に対して異常に強い

11位に神戸大、12位に阪大など関西の難関大も健闘しています。

目を引くのが、9位と10位の学習院大日本女子大です。
大学の学力的なランクを考慮すると、もう少し下で良さそうですが、高学歴が揃う5大商社にはよく採用されている印象です。

津田塾大、日本女子大、東京女子大などの女子大は、三井物産に限らず5大商社に人気。加えて学習院大、成蹊大、成城大も。

大手化学メーカーに人気のあった”東京理科大”は5大商社には不人気です。

また、いわゆる“大東亜帝国”と呼ばれる大学群からは採用がほぼなく、東海大と國學院大から数名実績がある他は、0です。

他の5大商社と同様、理系からも一定数採用されています。

学歴重要度

三井物産の評価

学歴重要度:(かなり高い)

私が判断した三井物産における就職での学歴重要度は、4.5です。

学歴重要度は就職データを数値化・分析し独自に判断してます
学歴重要度の根拠
  • 5大商社型の採用実績
  • つまり早慶旧帝大が圧倒的実績
  • 加えて、旧帝大の中でも東大京大が多く、一橋も4位にランク
  • 日東駒専産近甲龍大東亜帝国クラスからのほぼ採用されない
  • 女子大学習院大成蹊大成城大からの採用は例外的に多い
これらの理由から、学歴重要度は4.5としました。

まとめ

三井物産は、典型的な5大商社型の採用傾向と言えます。
つまり早慶が断トツ、東大京大および一橋大がそれに続きます。
中でも慶應大の採用実績の多さには驚かされます。

三井物産もMARCH関関同立クラスからの採用はそれなりにありますが、それ以下のクラスはかなり厳しい採用実績です。
日東駒専、産近甲龍、大東亜帝国クラスは採用がほぼ皆無に近いです。

ただし他の5大商社と同様、日本女子大などの関東圏の女子大や、学習院大成蹊大などからの採用は、異常なほど多くなっています。

基本的には三井物産には、早慶最上位国公立大からの採用が多くなっています。

参考)週刊ダイヤモンド 2017年 9/16 号 [雑誌] (1982~2017 大学序列)

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