今回は業界No.2である森永乳業における学歴重要度を見ていきます。
森永乳業は乳製品を販売する業界大手企業です。
私たちが日頃よく見る商品を多数販売しています。
今回は森永乳業に採用されやすい大学について考察します。
会社の概要
まず森永乳業がどのような会社か簡単に見ていきます。
事業内容 | 乳製品全般(牛乳、アイス、チーズ、ヨーグルトなど)、清涼飲料、健康食品など |
主な商品 |
森永おいしい牛乳、カルダス、腸活ミルク、ピクニック、森永ミルクココア、TBCドリンク、マミー、充実野菜、うるおいリッチヒアルロン酸、ビヒダス、森永アロエヨーグルト、クリープ、焼きプリンなど |
売上 | 5,835億円 (営業利益:223億円) |
平均年収 | 739万円 (38.3歳) |
特徴 | ・乳製品がメイン ・充実野菜や焼きプリンなど、乳製品以外もヒット商品多数。 ・機能性食品や健康食品にも力を入れる。 ・ ・森永製菓とは兄弟会社。統合の話もあったが消えた。 ・森永製菓の方が『兄』にあたるが、売上では逆転している。 ・『ロングセラー商品』を多数抱える。 |
『森永おいしい牛乳』や『ビヒダス』など、スーパーなどでよく目にする乳製品を多数販売しています。生活の基盤を支える乳製品をメインで展開。それが嗜好品の森永製菓との違いです。
森永乳業が求める人材は、『強い想いを持って挑戦し続ける人財』です。
大学群採用実績の比較
では森永乳業の大まかな採用校の傾向を見ていきたいと思います。
『旧帝大』『早慶』『関関同立』などの括りで、過去29カ年における森永乳業の採用実績の”偏り”を分析します。
森永製乳業の特徴は、MARCH出身者が多いことです。
また時点で早慶や関関同立が多く一定以上の学歴でバランス型です。
日東駒専&産近甲龍の採用が少ないとう点を合わせても、兄会社の森永製菓と傾向が非常に良く一致しています。
森永製菓との違いは、旧帝大や難関国公立などの国公立出身者の採用割合がより高くなっており、バランス型が強化されている点です。
特に実績の多い大学ベスト10
次に具体的に採用人数の多い10大学を、ランキングで見ていきます。
(ただし大学によっては若干年数が異なる。)
また、千葉大、横浜市立大学、大阪市立大、大阪府立大、国際教養大など一部の都市圏国公立と地方国公立は集計に入っていない。私立ではICUが入っていない。
順位 | 大学名 | 採用実績(過去29カ年) |
1 | 早稲田 | 152 |
2 | 明治 | 119 |
3 | 慶應 | 84 |
4 | 中央 | 72 |
5 | 同志社大 | 68 |
6 | 立命館大 | 65 |
7 | 関西学院大 | 62 |
8 |
立教 | 60 |
9 | 日本大 | 54 |
10 | 青山学院 | 51 |
森永乳業もランキングトップ10は全て私立大学という結果になりました。
早稲田→明治→慶應という順番まで一致しています。
森永乳業も基本的には早慶+MARCH(+αで関関同立)という採用の傾向となっています。
参考)週刊ダイヤモンド 2017年 9/16 号 [雑誌] (1982~2017 大学序列)
学歴重要度
学歴重要度:(普通)
私が判断した森永乳業における就職での学歴重要度は、2.5です。
- MARCH出身者の採用が極めて多い
- 早慶や関関同立が次点で多い
- 旧帝大や難関国公立からの採用も比較的多い
- なので採用はバランス型
- しかし産近甲龍や日東駒専の採用は少ない
参考)週刊ダイヤモンド 2017年 9/16 号 [雑誌] (1982~2017 大学序列)
まとめ
森永乳業の採用校の傾向を見ると、バランス型ではありますが、やはり食品メーカーらしくどちらかというと私立大学出身者の採用が多めと言えます。
また好まれる層としてはMARCHと言えます。
旧帝大や難関国公立も決して採用が少ないわけではないですが、逆に特化した大学もなく、バランスよく採用されています。
一方、日東駒専と産近甲龍は森永乳業でも少し厳しめです。
森永製菓よりはマシですが、それでも日東駒専はMARCHと比較して実績が約1/4です。