今回は自動車販売で国内No.2のホンダ(本田技研工業)の学歴重要度を見ていきたいと思います。ホンダは世界でも6位となっているなど、日本を代表するグローバル企業です。
今回はそんなホンダに採用されやすい大学について考察します。
会社の概要
まずホンダ(本田技研工業)がどのような会社か簡単に見ていきます。
事業内容 | 二輪自動車、四輪自動車、金融、ライフクリエーション等 |
主な商品 |
フィット、オデッセイ、ステップワゴン、インサイト、N-BOXなど |
売上高 | 14兆9,300億円 (経常利益:7,900億円) |
平均年収 | 819万円 (全従業員ベース) |
特徴 | ・国内2位の自動車メーカー ・売上高14兆円は国内2位の規模 ・世界での販売台数でも7位に位置する ・GMと自動運転サービスで提携、その他共同で電気自動車の開発も ・北米での売上が強い ・元々は2輪自動車(バイク)のメーカー ・2輪は世界シェア3割で、世界No.1 ・F1にも参加している ・トップ画技術系出身であり技術色の強い会社 |
国内2位の自動車メーカー
ホンダはトヨタ自動車に次ぐ国内2位であり、グローバルでも7位につけています。
今や世間的には”車”のイメージが強いホンダですが、始めは”バイク”からスタートしており、バイクに限れば現在も世界トップです。
売上の8割以上を海外に依存しています。
コロナ禍の影響は甚大で、来期は大幅な減収減益が予想されています。
大学群採用実績の比較
ではホンダの大まかな採用校の傾向を見ていきたいと思います。
『旧帝大』『早慶』『関関同立』などの括りで、過去29カ年におけるホンダへの採用実績の”偏り”を分析します。
旧帝大が多いが比較的満遍なく採用
ホンダへの採用実績を見てみると、やはり旧帝大や早慶が多くなっています。
難関国公立が多いのも特徴かと思います。
しかし、全体を見渡すと、産近甲龍がやや弱いとはいえ、MARCHや関関同立など含め各層から満遍なく採用されている印象です。
特に実績の多い大学ベスト10
次に具体的に採用人数の多い10大学を、ランキングで見ていきます。
(ただし大学によっては若干年数が異なる。)
また、千葉大、横浜市立大学、大阪市立大、大阪府立大、国際教養大など一部の都市圏国公立と地方国公立は集計に入っていない。私立ではICUが入っていない。
順位 | 大学名 | 採用実績(過去29カ年) |
1 | 早稲田 | 591 |
2 | 日本大 | 408 |
3 | 東京理科大 | 381 |
4 | 慶應 | 376 |
5 | 明治 | 305 |
6 | 東工大 | 297 |
7 | 立命館大 | 287 |
8 | 東海大 | 273 |
9 | 芝浦工業大 | 268 |
10 | 同志社大 | 242 |
私大出身者の採用が多い
個別の大学を見ていきますと、意外にも私大出身者が上位を独占しています。
特に目を引くのが理科大の強さと、芝浦工業大や東海大などの中堅どころの私大の多さです。唯一ランクインした国公立は東工大のみとなっています。
ランク外ですが、東京電機大も16位に位置しており、私大の強さがうかがえます。
東大、九大、阪大は12~14位です。
参考)週刊ダイヤモンド 2017年 9/16 号 [雑誌] (1982~2017 大学序列)
学歴重要度
学歴重要度:
私が判断したホンダにおける就職での学歴重要度は、2.5です。
以下に理由を示します。
- 上位校以外の私大からも多数採用されている
- 旧帝大や早慶が絶対ではない
- 理科大や芝浦工業大、東京電機大などの単科理科系大学がかなり強い
これらの理由から、学歴重要度は2.5としました。
参考)週刊ダイヤモンド 2017年 9/16 号 [雑誌] (1982~2017 大学序列)
まとめ
この記事では世界的自動車メーカーであるホンダの学歴重要度を見ていきました。
意外にも採用は上位校に限定されず、様々な大学から採用されていました。
早慶や旧帝大が強いのはその通りですが、理科大や芝浦工業大などの理系単科大も引けをとらない強さを見せています。
国公立、私大その両方から幅広く採用されているのが印象的でした。