大学別分析

【就活】(電力大手)東京電力に入りやすい大学は?学歴重要度は?【データは語る】

電力・ガス会社の学歴重要度

今回は電力会社の最大手企業である東京電力(HD)の学歴重要度を見ていきたいと思います。規模としては国内最大手で原発は7基保有しています。東日本大震災後は事実上の国有企業となっています。今回はそんな東京電力に採用されやすい大学について考察します。

会社の概要

まず東京電力がどのような会社か簡単に見ていきます。

2020年3月期(売上・利益)
事業内容 発電、一般送電、電力小売り、再生エネなど
主な店舗
売上高 6兆2,400億円 (経常利益:2,600億円)
平均年収 760万円
特徴 ・電力会社で国内1位の規模
・原発を7基保有
・16年にホールディングス制に移行
・福島第一原発の廃炉費用や補償、汚染水問題などの負担が重い
現在は半国有企業

国内1位の電力会社

東京電力は国内の電力会社の中で、圧倒的1位の規模を誇ります。
原発を7基保有しており、現在は経営も安定しています。
しかし、よく知られた通り福島第一原発事故の問題が解決されておらず、今後も莫大な費用を捻出する必要に迫られています。

原発費用で多額の公的資金の注入が行われ、事実上国有化されています。
(原子力損害賠償・廃炉等支援機構が大株主)

原発費用の負担が重い



大学群採用実績の比較

では東京電力大まかな採用校の傾向を見ていきたいと思います。
『旧帝大』『早慶』『関関同立』などの括りで、過去29カ年における東京電力への採用実績の”偏り”を分析します。

ダイヤモンド『大学の序列』を参考
東京電力への大学群別の就職実績(29カ年)
難関国公立7大学とは、東工大、一橋大、神戸大、筑波大、横浜国立大、首都大、広島大の7大学のことです。
大学によっては29カ年よりやや短い場合があります。
2017年までの統計データですが、全て連続したデータであるわけではありません。
データ分析

旧帝大・早慶が多いが比較的バランス型

東京電力の採用傾向を見てみますと、旧帝大と早慶の多さが目立ちます。
しかし、MARCHや関関同立も多く、電力会社にしては比較的バランス型です。
ただ、関西の私立大は少ないです。

確かに上位大が多いがそれだけじゃない

特に実績の多い大学ベスト10

次に具体的に採用人数の多い10大学を、ランキングで見ていきます。

過去29カ年における東京電力への就職実績
(ただし大学によっては若干年数が異なる。)
また、千葉大、横浜市立大学、大阪市立大、大阪府立大、国際教養大など一部の都市圏国公立と地方国公立は集計に入っていない。私立ではICUが入っていない。
順位 大学名 採用実績(過去29カ年)
1 早稲田 707
2 慶應 641
3 東大 461
4 日本大 396
5 東工大 295
6 東京理科大 266
7 明治 239
8 中央 209
9 東北大 187
10 京大 169

早慶がトップ2

東京電力の採用大学を見ますと、早慶がやはり圧倒的に多いです。
次いで東大を含む旧帝大が目立ちます。
難関大も多いですが、日大や東京理科大、などの中堅どころも多く採用されています。
また、東京電機大、東海大、芝浦工業大、東京都市大なども多くなっています。

特徴としては、関西圏の大学は全体的にかなり少ないです。
特に産近甲龍はほとんど採用が有りません。
ただし京大、阪大、同志社はそれなりに採用があります。

上位大中心だが比較的バランスの取れた採用

参考)週刊ダイヤモンド 2017年 9/16 号 [雑誌] (1982~2017 大学序列)



学歴重要度

東京電力の評価

学歴重要度:

私が判断した東京電力における就職での学歴重要度は、3.5です。
以下に理由を示します。

学歴重要度は就職データを数値化・分析し独自に判断してます
学歴重要度の根拠
  • 早慶と旧帝大が多い
  • 旧帝大の中でも東大や京大が多い
  • しかしMARCHや日東駒専も比較的採用はある
  • 日大、理科大、東海大などの中堅どころも多い

これらの理由から、学歴重要度は3.5としました。

参考)週刊ダイヤモンド 2017年 9/16 号 [雑誌] (1982~2017 大学序列)

まとめ

この記事では国内首位の電力会社である東京電力の学歴重要度を見ていきました。

採用傾向としては、早慶が非常に多く、次いで東大含む旧帝大でした。
ただし全体を見れば、MARCHや日東駒専、東海大クラスも多く採用されていました。

他の大手電力会社が高学歴偏重な中、首位の東電は意外にもバランス型の採用でした。

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