この記事では産業機械大手の”ファナック“に採用されやすい大学について分析します。
産業用ロボや制御機械などが強い会社で、海外売上高比率が70%を超す有力グローバルメーカーでもあります。
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会社の概要
まずファナックがどのような会社か簡単に見ていきます。
2020年3月期の売上・利益等
事業内容 | FA、ロボット、ロボマシン、サービスなど |
主な商品 |
BtoB |
売上高 | 5,083億円 (経常利益:1,028億円) |
平均年収 | 1,364万円 |
特徴 | ・大手産業機械メーカー ・NC装置で世界トップ ・産業用ロボ、工作機械なども主力 ・医療用ロボットも参入 ・「フィールドシステム」は工場のIoT化プラットフォーム ・海外売上高比率77% ・中国での事業が好調 ・1972年に富士通から独立して誕生 |
大学群採用実績の比較
ではファナックの大まかな採用校の傾向を見ていきたいと思います。
『旧帝大』『早慶』『関関同立』などの括りで、過去29カ年におけるファナックへの採用実績の”偏り”を分析します。
ダイヤモンド『大学の序列』を参考
難関国公立7大学とは、東工大、一橋大、神戸大、筑波大、横浜国立大、首都大、広島大の7大学のことです。
旧帝大比率は私の知る限り最も高い。とりわけ東大が極めて多い。
特に実績の多い大学ベスト10
次に具体的に採用人数の多い10大学を、ランキングで見ていきます。
過去29カ年におけるファナックへの就職実績
(ただし大学によっては若干年数が異なる。)
また、千葉大、横浜市立大学、大阪市立大、大阪府立大、国際教養大など一部の都市圏国公立と地方国公立は集計に入っていない。私立ではICUが入っていない。
(ただし大学によっては若干年数が異なる。)
また、千葉大、横浜市立大学、大阪市立大、大阪府立大、国際教養大など一部の都市圏国公立と地方国公立は集計に入っていない。私立ではICUが入っていない。
順位 | 大学名 | 採用実績(過去29カ年) |
1 | 東大 | 123 |
2 | 東工大 | 86 |
3 | 東北大 | 30 |
4 | 阪大 | 26 |
5 | 京大 | 16 |
6 | 東京理科大 | 15 |
7 | 慶應 | 13 |
7 | 名古屋大 | 13 |
9 | 早稲田 | 12 |
10 | 九大 | 9 |
上位をほとんど旧帝大で独占。
他も早稲田、慶應といった上位校。理科大がファナックの採用で6位に割り込むのは流石!
参考)週刊ダイヤモンド 2017年 9/16 号 [雑誌] (1982~2017 大学序列)
学歴重要度
ファナックの評価
学歴重要度:
私が判断したファナックにおける就職での学歴重要度は、5.0です。
学歴重要度は就職データを数値化・分析し独自に判断してます
参考)週刊ダイヤモンド 2017年 9/16 号 [雑誌] (1982~2017 大学序列)
まとめ
ファナックの学歴重要度を分析してきました。
見ての通り、東大を筆頭とした旧帝大ばかり採用していて、入社には異常なほど高学歴が要求されます。
他は東工大などの難関国公立や、早慶や理科大などの有力私大ばかりとなっていて、私の知る限り最も学歴重要度の高い企業です。
これは「学力の高い学生しか採らない」という企業からの明確で力強いメッセージだと思います。
高学力で優秀な人材を平均年収1,364万円の高待遇で呼び込むという、企業の明瞭な採用戦略ですね。
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