総合商社

住友商事の上方修正はほぼ確実(22Q2)

住友商事は割安に放置されてると思われる銘柄ですが、今度の2022年度Q2で確実に上方修正来ると予想します。

主要セグメントが好調

住友商事が稼いでいるセグメントは金属事業(主に鋼管)資源事業です。
この2つで利益の過半を叩き出しているのが現在の状況です。その2つが今非常に好調な市況と言える状況です。

金属事業が243億円、資源が809億円と利益の大部分を稼いでいる(2022年度第1四半期)

金属事業(主に鋼管事業)

鋼管はアメリカの石油掘削装置(リグ)の稼働数に大きく影響されます。
北米での石油や天然ガス等の掘削機が稼働する際に使われる鋼管の市況が重要です。
現在、北米リグ稼働数は右肩上がりに伸びています。
ロシア産原油の禁輸等により、アメリカでのオイル産出に流れが来ているのです。


北米のリグ稼働数が上昇基調ということは、住商の鋼管部門が好調なことをほぼ意味します。

資源事業

住友商事の持つ資源権益は主に石炭(特に一般炭)、銅、ニッケルです。
特に一般炭価格は過去最高値を更新しており、空前の市況です。

一般炭は他の総合商社はすでに殆どを売却してしまっており、住商が唯一原料炭より一般炭の方が割合が多くなっています。

銅、ニッケルも足元では最高値からは調整していますが、まだ高値を維持しています。これらは電化に伴い今後中長期的に期待される資源でもあります。

その他、建機事業や不動産、ネット通販等のメディア、スーパー等の生活関連も強いですが、最も稼いでいるのはやはり鋼管と資源です。

為替恩恵

住友商事の事業はドル建ての売上がメインです。鋼管、資源など当然ドル建てです。
円安は足元140~150円で推移していますが、これはかなりの円安水準です。

住商の2022年度、為替前提は120円です。

住友商事の強いセグメントが好調で、さらに為替もドル建てによる円安恩恵があるという状況で、非常に追い風となっているかと思います。

上方修正%

北米リグ稼働数堅調、一般炭等の資源堅調、為替恩恵大という状況。
またQ1ですでに年間計画の42%を達成(単純に4倍すると168%、つまり68%上振れ)の状況。
またとない上方修正規模の期待できる状況ではないかと思います。
上方修正確率100%(個人的見解)です。

上方修正による増配も期待大(100%)です

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