大学別分析

【就活】旧帝大(東大京大を除く)vs早慶の大手化学系メーカー比較【データは語る】

旧帝大と早慶、どちらも就職は抜群の実績を誇ります。
ただし東大京大の実績は正直別格です。
そこで『東大京大を除いた旧帝大』と私立のトップである『早慶(早稲田・慶應)』はどちらが就職が良いのか、29カ年の就職実績を用いて分析しました。
対象は、化学、石油化学、繊維、紙パルプ、製薬、食品といった化学関連のメーカーです。
今回は『旧帝大(東大・京大除く) vs 早慶』になります。

1. 大手化学メーカーでの比較(化学・日用品・化粧品)

まずは化学色の強い『総合化学』『化粧品』『日用品』『原料』『樹脂』といったメーカーの大手企業での就職実績(2017年までの過去29カ年)を比較したいと思います。
東大・京大を除いた旧帝大と早慶は、学生数(学部)も異なりますので、就職力の正確な比較のために学生一人当たりの実績も導き出しています。

旭化成ケミカルズ、花王、カネカ、カネボウ、コーセー、資生堂、信越化学、住友化学、積水化学、ノエビア、P&G、富士フィルム、三井化学、三菱ガス化学、三菱ケミカルの15社
大学群 29カ年の就職実績
(人数)
学部学生
一人当たりの実績
旧帝大5大学
(阪大・東北大・名大・九大・北大)
3875 0.066
早慶
(早稲田・慶應)
4228 0.060

導き出された結論

旧帝大(東大・京大以外) > 早慶

化学系学生の本命であるこの分野における就職力。
結果は、ほぼ互角ですがやや旧帝大に分があると言う結果になりました。
旧帝大(東大・京大以外)を引っ張ったのは『阪大』です。
阪大はこれまで1400人弱が大手化学に就職しており、この数字は東大・京大・東工大とほぼ互角です。
一方、足を引っ張ったのは名古屋大と北大で、500人弱しか就職していません。

2. 大手石油化学メーカーでの比較

出光興産、国際石油開発帝石、ENEOS、昭和シェル石油の4社
大学群 29カ年の就職実績
(人数)
学部学生
一人当たりの実績
旧帝大5大学
(阪大・東北大・名大・九大・北大)
508 0.009
早慶
(早稲田・慶應)
1295 0.018

導き出された結論

旧帝大(東大・京大以外) < 早慶

石油化学分野に関しては圧倒的に早慶が強いと言う結果になりました。
ここまで差がつくのは正直意外です。

早慶の中ではどちらかというと早稲田(717人)が強く、慶應(578人)をリードするという結果になりました。

旧帝大(東大・京大を除く)の中で最も実績がよかったのが東北大の169人で、最も悪かったのが名古屋大(48人)でした。

石油化学への就職を希望するのなら、旧帝大より早慶かもしれません。

3. 大手製薬メーカーでの比較

アステラス製薬、大塚製薬、協和発酵キリン、塩野義製薬、第一三共、大正製薬、武田薬品、田辺三菱製薬の8社
大学群 29カ年の就職実績
(人数)
学部学生
一人当たりの実績
旧帝大5大学
(阪大・東北大・名大・九大・北大)
2139 0.036
早慶
(早稲田・慶應)
1337 0.019

導き出された結論

旧帝大(東大・京大以外) > 早慶

製薬メーカーに関しては、圧倒的に旧帝大です。
学生数込みの結果を比較しても早慶の約2倍の実績があります。

恐らくですが、旧帝大は『薬学部』を擁する大学が多いため、製薬会社の就職には強いのだと思います。

旧帝大で薬学部を持たない大学は名古屋大のみ。
早慶で薬学部を持つのは慶應のみ。

4. 大手紙・パルプメーカーでの比較

王子製紙、日本製紙、レンゴーの3社
大学群 29カ年の就職実績
(人数)
学部学生
一人当たりの実績
旧帝大5大学
(阪大・東北大・名大・九大・北大)
357 0.006
早慶
(早稲田・慶應)
368 0.005

導き出された結論

旧帝大(東大・京大以外) ≒ 早慶

紙・パルプ分野での就職力は、旧帝大と早慶で互角といったところです。
紙パルプ自体、やや市場は縮小方向に進んでいるので、旧帝大と早慶の両方の学生にとっても第一志望ではないとは思います。

5. 大手繊維メーカーでの比較

帝人、東レ、ワコールの3社
大学群 29カ年の就職実績
(人数)
学部学生
一人当たりの実績
旧帝大5大学
(阪大・東北大・名大・九大・北大)
938 0.016
早慶
(早稲田・慶應)
818 0.012

導き出された結論

旧帝大(東大・京大以外) > 早慶

繊維メーカーの就職力は旧帝大に分があるという結果になりました。
特に阪大の就職力が強く、過去29年で360人が就職しています。
(これは北大の3倍、九大・東北大・名古屋大の2倍)

東レ・帝人といった繊維国内トップメーカーは、日本が世界をリードしている(今となっては)数少ない企業でもありますが、就職については旧帝大が強いという結果になっています。

6. 大手食品メーカーでの比較

明治製菓、キリン、アサヒビール、日清食品、味の素、伊藤園、森永乳業、カゴメなどの計18社
大学群 29カ年の就職実績
(人数)
学部学生
一人当たりの実績
旧帝大5大学
(阪大・東北大・名大・九大・北大)
2955 0.050
早慶
(早稲田・慶應)
3984 0.057

導き出された結論

旧帝大(東大・京大以外) ≒ 早慶

食品メーカーへの就職力は、ほぼ互角です。
食品メーカーは実際のところ営業枠なども多く、MARCHや関関同立からの就職もかなりあり、トップ大学の学生の就職先としては2,3番手となるのかもしれません。

まとめ

この記事では(東大京大を除く)旧帝大と、早慶の主に化学分野における就職力比較を行いました。

全体を総合して比較すると、旧帝大にやや分があるという結果になっていますが、早慶もそれほど劣っているわけではなく、文系学生の多さなどを考慮すると、実際かなり就職実績は優れているように思います。

また東大京大を除く旧帝大の中でも、阪大とその他などでやや差があるのも事実です。

どちらにしても、旧帝大早慶化学系分野に関して全く問題のない就職力があるとは言えます。

参考

学生数

学部学生の人数での比較です。(2018年度)
旧帝大(東大京大除く)vs早慶_人数

詳しいデータ

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です