社会に出た時、自分がどの大学出身か?というのは意外と重要である場合があります。
社内における一種の派閥・付き合い、営業先のお客さんとの話のネタ、など様々な場面で学歴が効いてくる場面に遭遇します。
そこでこの記事では『旧帝大』『早慶』『MARCH』『関関同立』『産近甲龍』など、日本国内の主要大学群にはそれぞれどれくらい学生数がいるのか、調査しました。(2018年度実績)
各大学群別の学生数比較
以下に学部学生(1~4回生)の学生数を集計したグラフを示します。
院生は含まず、学部学生だけです。
東京大、京都大、北海道大、東北大、名古屋大、大阪大、九州大の7大学のこと。国内のトップクラス大学群。
一橋大、東京工業大の2大学のこと。
旧帝大と同程度の実力。
早稲田大、慶應義塾大、上智大のこと。
私立の最上位。
明治大、青山学院大、立教大、中央大、法政大のこと。
首都圏の上位私立。
日本大、東洋大、駒澤大、専修大のこと。
首都圏3番手の私立。
関西学院大、関西大、同志社大、立命館大のこと。
関西の上位私立。
京都産業大、近畿大、甲南大、龍谷大のこと。
関西では2番手の私立。
日本最大勢力は日東駒専!
集計の結果、日本の出身大学における最大勢力は『日東駒専』であることがわかりました。
学部学生が約13万人いるため、単純に考えて毎年3.5万人の卒業生が社会に出てくることになります。
これだけの人数だと、社内の同僚もしくは取引先や客先などで確実に何人かは日東駒専出身の方とお会いすることになるでしょう。
各大学群の最大・最小勢力
日本の出身大学における最大勢力は日東駒専であることがわかりましたが、各大学群をもう少し細かく見てみましょう。
旧帝大
最も学生数が多いのは『大阪大』で15250人です。
阪大は2007年に大阪外国語大と合併したことにより、学生数が旧帝大トップになりました。
逆に、最も学生数が少ないのは『名古屋大』で学部学生数9724人です。
一工
一工は『東京工業大』が4803人であり、4421人の『一橋大』よりわずかに多くなっています。
早慶
早慶で学生数が多いのは『早稲田大』です。
学生数41333人であり、これは『慶應大(28712人)』の1.5倍、『上智大(12575人)』の3.5倍ほどにあたります。
MARCH
MARCHの中で最も学生数が多いのは『明治大』で31004人です。
最も少ないのは『青山学院大』で、19379人です。
日東駒専
日東駒専で最も学生数が多いのは『日本大』で67933人です。
日本大は日東駒専という枠内にとどまらず、日本国内で最も学生数の多い大学です。
最も少ないのは『駒澤大』の15288人です。
同じ日東駒専でもこれだけの違いがあります。
関関同立
関関同立で最も学生数が多いのは『立命館大』の32600人です。
最も少ないのは『関西学院大』の24180人です。
産近甲龍
産近甲龍で最も学生数が多いのは『近畿大』で33614人。
最も少ないのは『甲南大』で9080人になります。
その他、学生数の多い大学
『旧帝大』や『MARCH』など有名な括りには入っていないですが、学生数が多く勢力として強い大学もあります。
例えば、私立大学に限定すると、『東京理科大』は16367人、『東海大』は28209人、『帝京大』は22831人、『明治学院大』は12171人、『神奈川大』は17976人、『福岡大』は19221人、『国士舘大』は12920人、『関西外国語大』は11029人など、1万人を超える大学がまだまだ沢山あります。
国公立でも、『神戸大(11589人)』『広島大(10810人)』『千葉大(10570人)』『岡山大(10167人)』『新潟大(10277人)』があります。
学生数の傾向
私立大学で学生数が多くなっています。
国公立大で学生数2万人を超す大学は国内に存在しませんが、私立だと上に挙げた通り『早稲田』『慶應』『日本大』『明治大』『関関同立の各大学』etc・・など、かなり多くの大学でそれ以上の規模となっています。
国公立では、『信州大(9127人)』『香川大(5655人)』『山形大(7532人)』『鳥取大(5202人)』など、1万人以下の大学が多く、規模としては小規模となっています。
以上、日本の大学の勢力分布について、考察しました。