今回はカップルードルでお馴染み、即席めん大手の日清食品における学歴重要度を見ていきます。
今でこそ色んなタイプの即席めんが店頭に並んでいますが、その最も先駆けとなった企業が日清食品です。
この記事ではグローバルにも打って出る食品業界のエース企業である、日清食品について入りやすい大学を見ていきます。
会社の概要
まず日清食品がどのような会社か簡単に見ていきます。
事業内容 | 即席めん関連、その他 |
主な商品 | カップヌードル、チキンラーメン、日清UFO、日清ラ王、出前一丁、日清焼そば、チョコフレーク、ごろっとグラノーラ、など多数 |
売上 | 4,650億円 (営業利益:370億円) |
平均年収 | 790万円 (40.1歳) |
特徴 | ・即席めんNo.1で国内シェア5割越え ・カップヌードル、どん兵衛、チキンラーメンなど有名ブランド多数 ・海外売上比率27% ・グローバル化対応の為、英会話講座などの支援講座有り ・即席めんだけでなく冷凍食品や菓子類も開発 ・大規模な研究所を持ち、アカデミックな部分も研究している ・東京に本社を移転した |
カップヌードルを代表として、様々な売れ筋・ドル箱商品を展開しています。
アジアにもカップヌードルを展開するなど、グローバル展開も重視しています。
社員は好奇心旺盛で外交的な人が多い印象。
『学生時代に世界20カ国周りました!』みたいな人が居ます。
日清食品が求める人材は、『自ら引率して迅速に行動し、成果を上げ続けるための努力と周囲への協力を惜しまない人』です。
カップヌードルが最強の商品でしたが、近年はセブンイレブンなどの小売店から似たような商品が割安で販売されてきており、いつまでカップヌードルで勝ち続けることができるかは不明です。
大学群採用実績の比較
では日清食品の大まかな採用校の傾向を見ていきたいと思います。
『旧帝大』『早慶』『関関同立』などの括りで、過去29カ年における日清食品の採用実績の”偏り”を分析します。
日清食品の採用校傾向は、一言でいうとバランス型です。
超一流の大企業ですが、その割には早慶や旧帝大などの上位大学に特化しているわけでもなく、関関同立以上のランクからバランスよく採用しています。
ただ日東駒専と産近甲龍に関しては少し採用が少なくなっています。
学歴フィルター的なものがある可能性はあります。
特に実績の多い大学ベスト10
次に具体的に採用人数の多い10大学を、ランキングで見ていきます。
(ただし大学によっては若干年数が異なる。)
また、千葉大、横浜市立大学、大阪市立大、大阪府立大、国際教養大など一部の都市圏国公立と地方国公立は集計に入っていない。私立ではICUが入っていない。
順位 | 大学名 | 採用実績(過去29カ年) |
1 | 早稲田 | 60 |
2 | 同志社大 | 57 |
3 | 慶應 | 45 |
3 | 明治 | 45 |
5 | 関西大 | 41 |
6 | 立命館大 | 40 |
7 | 関西学院大 | 32 |
8 | 京大 | 26 |
8 | 阪大 | 26 |
10 | 神戸大 | 25 |
前述の分析通り、旧帝大や早慶から、MARCHや関関同立など似たようなボリュームで採用されています。
大ざっぱに分類すれば、『早慶』と『関関同立』が割合としては多いです。
京大、阪大、神戸大などの関西の上位大学も強いです。
北大や東北大などの旧帝大も、ランク外ですが20人前後は採用されています。
参考)週刊ダイヤモンド 2017年 9/16 号 [雑誌] (1982~2017 大学序列)
学歴重要度
学歴重要度:(少し高い)
私が判断した日清食品における就職での学歴重要度は、3.0です。
- 関関同立がボリュームゾーンとしては最も多い
- 中堅以上の大学から比較的バランスよく採用されている
- とは言え早慶や旧帝大も多いが、それは学歴と言うよりは人物で恐らく評価されている
- 東大からの採用が一流企業にしてはかなり少ない
- 産近甲龍や日東駒専になると採用数が急激に下がるので大学のランクもある程度大切
参考)週刊ダイヤモンド 2017年 9/16 号 [雑誌] (1982~2017 大学序列)
まとめ&事務/技術別の採用人数
日清食品は一定水準以上の大学からバランスよく採用する方針であることがわかりました。
関関同立以上なら”学歴的”には問題ありません。
東大でIQ150だからといって採用されるような企業ではないのは確かです。
ある程度以上の大学名があれば、あとは人物重視の評価で採用が決まると思われます。
(できれば関関同立やMARCH以上が望ましい。理科大もOK。)
最後に日清食品の技術系&事務系の採用実績を紹介して終わりにしたいと思います。
2015年 | 2016年 | 2017年 | 2018年 | 2019年 | |
事務系 | 20人 | 28人 | 24人 | 24人 | 23人(予定) |
技術系 | 18人 | 24人 | 37人 | 24人 | 21人(予定) |
技術系と事務系の両方が満遍なく採用されています。
ちなみに社員の”男女比”はおよそ『男:女=4:1』です。