今回は国内No.1で世界でもトップクラスの規模を誇るトヨタ自動車の学歴重要度を見ていきたいと思います。
トヨタ自動車は国内販売数で圧倒的1位に君臨し、世界でも2位となっている超大企業です。
今回はそんなトヨタ自動車に採用されやすい大学について考察します。
会社の概要
まずトヨタ自動車がどのような会社か簡単に見ていきます。
事業内容 | 自動車、金融、その他 |
主な商品 |
アクア、カローラ、アルファード、プリウス、シエンタ、ノア等 |
売上高 | 29兆9,300億円 (経常利益:2兆5,500億円) |
平均年収 | 851万円 (全従業員ベース) |
特徴 | ・国内最大の自動車メーカー ・売上高約30兆円は日本企業ではトップ ・世界でも最大規模の自動車会社 ・売上・販売台数はVW(フォルクスワーゲン)に次ぐ世界2位 ・ダイハツは子会社 ・スズキやSUBARU、マツダとは提携関係 ・燃料電池車(水素自動車)の開発に力を入れているのが特徴 ・株式時価総額では(自動車)世界1位だったが、最近テスラに抜かれた ・同族経営職が強く、社長は豊田章男氏 ・創業者は豊田喜一郎 |
自動車業界の世界的大企業
トヨタ自動車は日本が世界で戦えている数少ないグローバル企業です。
販売台数は世界2位で、子会社のダイハツや関連会社のスズキ、SUBARUを入れると、世界最大の自動車会社。
売上高約30兆円も国内企業ではトップ。
燃料電池車にもかなり力を入れていて、水素社会の到来を確信している様子。
しかし、近年存在感を増している、『テスラ』のような自動運転技術を備えた電気自動車メーカーとの競争に勝てるかどうかもポイント。
また、コロナ禍の影響は甚大で、来年2021年度は大幅な売上高減少を予想している。
(前年比マイナス20%の売上高24兆円との予想)
大学群採用実績の比較
ではトヨタ自動車の大まかな採用校の傾向を見ていきたいと思います。
『旧帝大』『早慶』『関関同立』などの括りで、過去29カ年におけるトヨタ自動車への採用実績の”偏り”を分析します。
旧帝大が多い
トヨタ自動車へは旧帝大出身者が多いことが見て取れます。
反対に、日東駒専や産近甲龍クラスの私大からはかなり採用が少ないことが分かります。
(ただし0ではない。)
特に実績の多い大学ベスト10
次に具体的に採用人数の多い10大学を、ランキングで見ていきます。
(ただし大学によっては若干年数が異なる。)
また、千葉大、横浜市立大学、大阪市立大、大阪府立大、国際教養大など一部の都市圏国公立と地方国公立は集計に入っていない。私立ではICUが入っていない。
順位 | 大学名 | 採用実績(過去29カ年) |
1 | 早稲田 | 807 |
2 | 名古屋大 | 786 |
3 | 慶應 | 768 |
4 | 京大 | 676 |
5 | 阪大 | 675 |
6 | 九大 | 636 |
7 | 東大 | 608 |
8 | 東工大 | 550 |
9 | 東京理科大 | 412 |
10 | 東北大 | 361 |
名古屋大が多い
トヨタ自動車へは名古屋大の実績が多くなっています。
これはもちろんトヨタが愛知県豊田市に本社を置く会社だからですね。
地元愛知の大学からの採用が多くなっています。
(南山大も255名で14位)
見ていくと、やはり東大や京大、東工大などの旧帝大および難関国公立が多い他、早慶もやはり圧倒的です。
私立大では理科大も強いです。
参考)週刊ダイヤモンド 2017年 9/16 号 [雑誌] (1982~2017 大学序列)
学歴重要度
学歴重要度:
私が判断したトヨタ自動車における就職での学歴重要度は、4.5です。
以下に理由を示します。
- 早慶、旧帝大、難関国公立が圧倒的に多い
- 関関同立、MARCHからの採用がやや少ない
- 産近甲龍、日東駒専クラスの採用が0ではないがかなり少ない
- トータルに見ると旧帝大や早慶などの上位大学が圧倒的に多い
これらの理由から、学歴重要度は4.5としました。
参考)週刊ダイヤモンド 2017年 9/16 号 [雑誌] (1982~2017 大学序列)
まとめ
この記事では世界最大の自動車メーカーであるトヨタ自動車の学歴重要度を見ていきました。
地元愛知からの採用が多かったほかは、やはり一流メーカーらしく旧帝大などの上位大学からの採用が圧倒的でした。
トヨタの場合、名古屋大や南山大からの採用が極めて多いため、「絶対にトヨタ自動車!」という人は、大学選びの段階からこれらの大学を選択肢に入れても良いかもしれません。