今回はセブン・イレブンを主力とする、コンビニ大手のセブン&アイホールディングスの学歴重要度を見ていきたいと思います。セブン&アイHDはコンビニで国内1位ですが、それだけでなく、スーパー、百貨店なども運営する流通業界の大手企業です。今回はそんなセブン&アイHDに採用されやすい大学について考察します。
会社の概要
まずセブン&アイHDがどのような会社か簡単に見ていきます。
事業内容 | 国内・海外のコンビニ、スーパー、百貨店、専門店、金融など |
主なグループ |
7イレブン、そごう・西武、イトーヨーカ堂、ぴあ、ロフトなど |
売上高 | 6兆6,400億円 (経常利益:4,200億円) |
平均年収 | 743万円 |
特徴 | ・コンビニ業界国内1位、流通業界国内2位 ・セブン・イレブンが収益柱 ・海外で積極的にコンビニ事業を展開 ・海外売上高比率44% ・スーパーや百官店なども有名ブランドを保有 ・近年は金融にも力を入れ、セブン銀行を手掛ける |
大手コンビニのセブン・イレブンが収益柱
セブン&アイホールディングスは流通業界における国内大手企業です。
7イレブンは収益柱で、国内だけでなく中国など海外でも人気です。
事業拡大にも積極的で、2020年8月にガソリンスタンド付きの米コンビニ「スピードウェイ」を買収しました。飽和気味の国内市場からの飛躍を目指します。
スーパーなら「イトーヨーカ堂」、百貨店なら「西武」、専門店なら「ロフト」、チケットなら「ぴあ」など、様々な分野で有力ブランドを展開しています。
大学群採用実績の比較
ではセブン&アイHDの大まかな採用校の傾向を見ていきたいと思います。
『旧帝大』『早慶』『関関同立』などの括りで、過去29カ年におけるセブン&アイHDへの採用実績の”偏り”を分析します。
MARCHが多く旧帝大少ない
セブン&アイHDの採用傾向を見てみますと、MARCHや日東駒専などの中堅クラスの大学が多いようです。
意外にも早慶や旧帝大は少なめです。
特に実績の多い大学ベスト10
次に具体的に採用人数の多い10大学を、ランキングで見ていきます。
(ただし大学によっては若干年数が異なる。)
また、千葉大、横浜市立大学、大阪市立大、大阪府立大、国際教養大など一部の都市圏国公立と地方国公立は集計に入っていない。私立ではICUが入っていない。
順位 | 大学名 | 採用実績(過去29カ年) |
1 | 日本大 | 477 |
2 | 明治 | 307 |
3 | 中央 | 272 |
4 | 法政 | 265 |
5 | 早稲田 | 263 |
6 | 専修大 | 192 |
7 | 近畿大 | 182 |
8 | 関西大 | 172 |
9 | 立命館大 | 170 |
10 | 東洋大 | 164 |
オール私大
セブン&アイHDの採用大学を見ると、やはりMARCHや日東駒専などの首都圏中堅私大が多いようです。
東大や京大や東工大などからの採用は1桁台でほとんど居ないという状況です。
参考)週刊ダイヤモンド 2017年 9/16 号 [雑誌] (1982~2017 大学序列)
学歴重要度
学歴重要度:
私が判断したセブン&アイHDにおける就職での学歴重要度は、1.0です。
以下に理由を示します。
- MARCHや日東駒専などの中堅私大が非常に多い
- 旧帝大が非常に少ない
- 学生数が最も多い日大が1位であり、特に学歴で選んでいる様子がない
これらの理由から、学歴重要度は1.0としました。
参考)週刊ダイヤモンド 2017年 9/16 号 [雑誌] (1982~2017 大学序列)
まとめ
この記事は国内流通2位のセブン&アイHDの学歴重要度を見ていきました。
私のイメージとは裏腹に、採用において学歴は全く重視されていない様子でした。
それどころか、逆に高学歴が敬遠されている可能性すら感じます。
国内有数の大企業で、今後も成長が期待されるセブン&アイHDですが、採用されるにあたり学歴は必要ないという感じです。