大学別分析

(就活データ)関関同立の大企業就職率が意外に悪くない件

関関同立の就職率はどうなのか?
周辺には京大、阪大、神戸大などの名門大学があることで、苦戦を強いられているのではないかと予想される関関同立。とはいえ関西圏のトップ私立大学である関関同立の就職実績については、気になる人が多いと思います。
実際にどうなのか、調査してみました。
(参考データ:週刊ダイヤモンド『大学の序列』)

悪くない就職実績

近くに京阪神(京大、阪大、神大)があるし、高学歴層にとって関関同立はそこまで印象が良いわけではないので、就職に関してどうなのだろう?と思う人も居ると思います。
しかし、関関同立の就職実績については「意外と悪くない」と言うことがわかります。
順に見ていきましょう。

例えばパナソニック

パナソニックと言えば大阪に本社を置く、グローバル企業ですが関関同立の実績が良いです。

例えば大阪大学なら過去29年でパナソニックに1208名の実績を出していますが、同志社大学も1211名、他の2大学(立命館大、関西大)も900名前後と、阪大にほとんど匹敵していますし同志社に関しては抜いています。

阪大は工学部を2つ持ち、理工系が特に強いことで知られています。

パナソニックと言えば阪大ぐらいのイメージの方も多いと思われるので、これは結構意外な結果ではないでしょうか。

例えば同志社大と阪大を比べると

例として同志社と阪大の例を用いたいと思います。

過去29年間の実績(~2017年)
順位 同志社大 大阪大
企業名 実績(人) 企業名 実績(人)
1 三菱東京UFJ銀行 1316 パナソニック 1208
2 パナソニック 1211 三菱電機 890
3 三井住友銀行 1088 トヨタ自動車 675
4 日本生命 906 三井住友銀行 648
5 みずほFG 883 富士通 574
6 りそなグループ 768 日立製作所 552
7 損害保険ジャパン日本興亜 656 シャープ 528
8 東京海上日動火災保険 626 三菱重工業 489
9 三菱電機 606 三菱東京UFJ銀行 483
10 大和証券グループ 568 東芝 476

見るとかなり同志社大も実績が良いことがわかります。

確かに同志社は私学なので、”文系”就職タイプが多く保険会社や銀行などにはそもそも強いです。
一方で阪大は大阪外大と合併前まで文系の人数がそもそも少なかったので、文系就職の実績が少し弱いというのもあります。
しかしそれを差し引いても、三井住友銀行東京UFJ銀行に関しては同志社大が圧勝しています。

さすがに三菱電機は阪大が勝っていますが、それでも数として結構近いです。

同志社以外も実績良い

同志社より若干劣りますが、その他3大学(関西学院大、関西大、立命館大)も就職実績としては悪くない結果を見せています。

例えば、
関西大学・・三井住友銀行894名, 東京UFJ銀行710名, 大和証券グループ412名
など。

関西学院の野村證券への455名の実績と、立命館大の日立製作所への508名の実績は凄いですね。これら2企業はなかなか入社できない”インテリ”な印象のある企業なので、これだけの人数を送り込めるのは凄いです。

学生の人数が多いというだけではない理由

でも中には、「いやいや、関関同立の就職”数”がそれなりに多いのは分かった。でもそれあくまで”数”でしょ?私大は卒業生の数が国公立より多いから、見かけ上就職実績がよく見えるだけだよね?」と、仰る人もいるかもしれません。

たしかにそういう側面もあるにはありますが、それだけではありません。
下の表の通り、例えば大阪大学と同志社大学なら、学生数にそこまで大きな差は有りません。

2018年度データ
同志社大学 大阪大学
学部学生数(人) 27130 15250

なので、同志社の方が約1.8倍多いということになります。

では阪大で上位50%に入るのと、関関同立で上位30%に入ることのどちらが難しいか?
私が見てきた経験では、阪大で上位50%の方が圧倒的に難しいと思います。

まとめ

大学受験レベルでは京大や阪大とは、それなりの差がある関関同立ですが、就職実績ではそこまで大きく引けを取りません。

理由ですが、関関同立の上位人材が実績をけん引していることが一つあるでしょう。
もう一つは、関関同立にはスポーツ推薦組が多く在籍しており、ラグビー部野球部など就職に強いと言われるいわゆる体育会系が実績を底上げしていることもあると思います。

とにかく、関関同立に入っても上位にいれば大手企業に普通に入れそうだということがデータから推察できると思います。

また実際に大手企業に属している人はわかると思いますが、関関同立出身者は当たり前のようにいくらでも居ますので、実際おかしな話では有りません。
一部の『高学歴志向』の企業を除き、職種などを選ばず大手就職だけを目指すのであれば、関関同立で十分と言うことができるでしょう。

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