地域特化型でなおかつ複合型のJ-REITである「阪急阪神リート」。
私も投資しているのですが、この銘柄の強みと、何に期待を寄せているのかまとめたいと思います。
阪急阪神リートの現在の状況
投資口価格はコロナ前と比較し、20-30%下落。
その結果、配当利回りは4.8%と高配当な部類となっています。
関西の有力物件を保有している
阪急阪神リートは関西特化型のリートであり(一部関東や九州の物件も保有しています)、梅田などの大阪の一等地にある最優良物件を多数保有しています。
グランフロント大阪
HPより引用
例えば、グランフロント大阪。周辺施設の中で最も美しくてお洒落。阪急梅田駅からもJR大阪駅からも、地下鉄からも近く、アクセスが最高に良い。大阪にこれを上回るクオリティの商業&オフィス複合型施設はない。(阪急阪神リートは北館と南館、広場それぞれ4.9%の受益権を保有。)
HEP-ファイブ
HPより引用
梅田にある若者向けのお洒落な商業施設で、阪急梅田等の駅から近く競争力が高い。
待ち合わせ場所にもなるなど、とにかく立地が良い。
大きな赤い観覧車が目印、カップル需要◎。
(受益権の28%を阪急阪神リートが保有)
西宮ガーデンズ
安井建築設計事務所より引用
この施設もとにかく綺麗。阪急西宮駅から駅直結でアクセス抜群。車でも行きやすい。
お洒落なカフェや飲食店もありデートもできる。かなり広い。中庭もあり、コロナ対策もまあできる。
住宅地の中にあり、芦屋などの高級住宅地にもほど近く、競争力が高い。
これらAクラス物件は、REITでも買わなければ普通は個人投資家は買えません。
コロナショックで低迷してウハウハです。喜んで買いますよ。
日銀が購入する
阪急阪神リートはJCRなどの評価機関によりAA-の格付けがなされています。(高評価)
日銀はAA格相当以上のリートに投資するので、阪急阪神も保有されています。
つまり、価格の安定性が期待されるのと同時に、投資家にとって安心感があります。
期待するシナリオ
阪急阪神リートは物件としては最優良クラスのオフィスと商業施設を保有しており、コロナ耐性のある銘柄です。
この1年か2年ぐらいを、グランフロントやHEP-FIVE、西宮ガーデンズ、その他の地域密着型商業施設や汐留イーストサイドビル(東京都)などの底堅い物件で乗り切って、ホテルやDD-ハウスなどのコロナダメージ物件の回復を待ちます。
そしてアフターコロナで、ホテルや景気敏感型商業施設が大幅に回復し、コロナショックでガクンと落ちた投資口価格が回復するとともに、分配金水準も上がる。
そんなコロナ後の圧倒的なパフォーマンスを期待していますよ。