前回、JRや阪急阪神HDなどの電鉄系株は最後のアフコロ銘柄と記載しましたが、そのあとすぐに株価が大きく反発しました。
私の好きなオフィスや商業、ホテルREITは既にそれなりに上がっていて、アフターコロナを織り込んでいたのに、電鉄系だけはかなり出遅れていて謎でしたが、ようやく上がってきました。
この記事では外国株を除く日本株の私のポートフォリオを公開し、所感を述べたいと思います。
ポートフォリオ
現物口座
カカクコムが地味に上げてきていますが、これは「食べログ」の回復を狙ってのことでしょう。
カカクコムは価格.comで有名ですが、意外に食べログというリアル店舗の予約サイトを展開しています。
つまりアフコロ銘柄でもあるのです。
阪急阪神HDは予想通り上がってきました。阪神タイガースや宝塚といったエンタメ、旅客輸送、不動産といったこちらも完全にアフコロ銘柄。
悲観から相当売り込まれていましたが、反発してきています。今後、もっと大幅高来るのではないでしょうか。
JHRや星野Rなどのホテル系も、当然アフコロとして上がってきていますし、すでに有名なホテルは予約が取りづらくなっていることからもわかる通り、需要は回復してきています。
日本都市ファンドも少しづつまた上がってきています。商業施設やオフィスに投資するリートですが、特に商業施設は良い物件が多く私は好きです。
都市型商業施設が多いですが、これもアフコロを織り込みに来ています。
懸念点はインバウンド目的で最近買った、心斎橋のドラッグストアですね。
インバウンドの回復はまだ先と個人的には予想しているため、そんな物件を買ってしまった都市ファンドをそこだけ少し心配しています。
まあ都市ファンドのポートフォリオは巨大なため、全然問題ないですが。
信用口座
アフコロではないですが、ソフトバンク(子)も買い増ししました。
配当利回り6%と驚異的に高い一方で、ヤフーを子会社に持つなど底堅いポートフォリオを評価して買い。
住友商事も資源に頼らない興味深いポートフォリオであるためアフコロ狙いで打診買い。
(もちろん資源も上がるでしょうし、実際上がってますが。原油価格が1バレル70ドル突破など。)
とにかく、前回書いた通りJRや阪急阪神などの電鉄系が需要回復を見込んであげてきたのが良かったです。
ケネディクス商業は地域密着型商業施設で、コロナ関係なく底堅いですが、とは言えコロナが落ち着いた方が売上にはプラスですし、順調にアフコロが見込まれる今、まだ上を目指せると考えてホールド。
代官山アドレス・ディセの売却益を除いてもまだ配当利回り4.5%前後あり、e-コマース耐性、地域分散による災害耐性、コロナ耐性、内部・外部成長期待など、底堅い事業内容であることを考えるとまだ割安だと考えます。
電鉄系
とにかくJRや阪急阪神などの電鉄系は底堅い。「テレワーク」や「不要不急の外出自粛」など、政府に相当な営業妨害をされていますが、電車ってそもそも喋らないから感染確率が相当低いし、ワクチンなどで収まったら確実に需要が回復する領域なので、完全に過小評価されてますね。
みずほ証券も、各種電鉄系会社を本日付で「買い」に格上げしています。
みずほ証券
・JR西日本(9021):「買い」に格上げ、目標株価は9000円
・南海電鉄(9044):「買い」に格上げ、目標株価は3000円
・阪急阪神ホールディングス(9042):「買い」に格上げ
・東武鉄道(9001):「買い」に格上げ、目標株価は3700円— 日経平均株価指数のフジトミ (@fujitomi_8740) June 14, 2021
ニュース
イギリスでは再度感染が拡大しているようですが、ワクチン接種層はそれほど感染数が多くなく、接種等と未接種層で状況が大きく違うようです。
ワクチン効果は絶大です。
感染力が強いデルタ株(インド株)が流行しつつあると言われるイギリスの最新の感染状況。ブルーはワクチンを打ってない人、オレンジは少なくとも1回はワクチンを打ってる人。これを見てもワクチンの効果は凄まじい。日本においても速やかにワクチンを広げることが重要だ。https://t.co/MKqbk8vKvf pic.twitter.com/Q9ZZEiAad4
— 吉村洋文(大阪府知事) (@hiroyoshimura) June 14, 2021
また、ファイザーやモデルナのm-RNAワクチンではないタイプのワクチンが米製薬NOVAVAXからまた出るようですが、これが重症化予防率100%とものすごい効果。
◆新たに
・米製薬NOVAVAXがコロナワクチンの治験結果を公表
・3万人近くの治験で90%強の有効性
・重度の症状は100%予防
・Pfizer/BioNTechやModernaと同等。J&Jを上回る効果
・2回接種型
・認可されれば世界のワクチン供給に追い風▽NY Timeshttps://t.co/L0vdxLGVzf
— 後藤達也(日本経済新聞) (@goto_nikkei) June 14, 2021
まとめと今後
アフコロバリュー系を中心にもっている私のポートフォリオ。当初はワクチン効果がここまであるとは思っておらず、”ワクチンなし”でもアフターコロナが来ると考えていました。
いずれにせよ、需要の回復は目前に迫っていると思われるため、今後もバリュー系を中心としたポートフォリオで資産の増加を目指していきたいと思います。