環境・再生エネ

【就職】培養肉(人工肉)の研究を行うには(企業・研究)

近年注目を集め出している培養肉(人口肉)。日清食品の調査によると約3割の人が『食べてみたい』という結果だとか(2019年)。私はベジタリアンではありませんが、動物保護や環境問題には関心があるので培養肉には非常に興味があります。この記事では培養肉の研究を行っている企業や機関を紹介します。

培養肉(人工肉)とは

動物細胞の生化学的な細胞培養技術により作った肉のことを指します。
『高分子合成技術』により肉繊維を合成して作るイメージを持っている方もいらっしゃるかもしれませんが、そうではありません!^^

本物の肉とほぼ同一物質でありながら、畜産動物の『と殺』を行わずに済むという動物愛護的な観点からのメリットがあることに加え、環境保護の観点からも注目されています。

畜産は意外に環境負荷が大きく、牛肉1kg生産するのに24kgの飼料を必要とし、加えて牧草の生育に必要な水の量も膨大であることや家畜の糞などから発生するメタンガスの温室効果などが指摘されています。

よくある勘違いとして、培養肉は代替肉(fake meat)とは異なります。
実際に動物細胞を培養して食用の肉を製造するのが培養肉であるのに対し、代替肉は植物由来の材料で味を肉に似せて作っています。

例えば大豆ミートなど(代替肉)。

培養肉を研究を職業として行うには?

培養肉は、分野としては再生医療の培養技術に似た領域になります。
なので大学の学部としては医学部医学科もしくは理学部生物学科のようなところが王道でしょうか。これから研究テーマとして取り上げるところも増えていくかもしれません。
また東大の竹内昌治教授のように機械系で培養肉技術の研究を行っている方もおられます。

実は培養肉に関しては、既に日本企業でも研究されています。
例えば『日清食品』は東京大学と培養肉について共同研究を行っていますし、ベンチャー企業でも『インテグリカルチャー』という2015年に設立した会社が研究開発しています。

参考(p.34)

基本的には細胞培養技術ですので、大学や公的機関の研究者として東大京大理化学研究所などの学術機関が候補に挙がりますし、企業なら先ほど挙げた日清食品などが候補になります。

細胞培養を行っている研究室なら培養肉の研究をさせて貰える可能性はあるかも。

日経BPの1月号(たしか2018年)には、『富士フィルムや武田薬品工業が細胞培養技術をもっているので候補』になると書かれていましたが、多様な事業を行っている富士フィルムはともかく、武田薬品は製薬メーカーなので培養肉事業に乗り出すとはイマイチ考えにくいと思います。

培養肉の研究を行っている人物

竹内昌治 (東大生産技術研究所 教授)
羽生雄穀 (インテグリカルチャーCEO)
など

まとめ

動物倫理および環境保護の観点から、培養肉は今後より発展して欲しいと願っています。
自分も『ラボで肉を合成で来たら良いな』と昔は思っていたものですが、まさか実用化されようという段階に近づいているとは思いもしませんでした。
まだコストや安全性の観点から実用化には十分でないそうですが、今後優秀な頭脳を持った研究者の卵がこの分野に進出して欲しいものです^^

動物実験の代替手段にもなるうるので、本当に興味深いです。

参考)
https://sciencewindow.jst.go.jp/articles/2019/1024.html
https://www.nissin.com/jp/news/7707
など

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