業界研究/企業分析

キョウデンの就職情報と企業分析

キョウデンの就職関連の情報や、事業内容などについて調べました。
平均年収や3年後離職率などは2022年度四季報の情報などを参考にし、気になったところを見ていきます。

就職情報

平均年収:459万円

平均年収は459万円で、割と安めですね。
平均年齢も44.1歳ですので、若いから安いというわけではありません。
また、残業時間も32.0時間となっているため、残業代が稼げていないわけでもありません。やはり平均と比較するとベースの賃金がやや低めなのかもしれません。

大卒の初任給は22万2千円です。

3年後離職率:68.7%

かなり高いですね。採用実績が8名(2021年)なので、もともと採用数が多くなく、年度によるバラつきも大きくなる傾向にはあると思います。
しかしそれでも60%越えは結構な数字だと思いますので、社員の定着率は悪いと言えるかと思います。

企業分析

事業内容

プリント配線基板の大手メーカーですね。企業規模としては売上高545億円程度で、単体での社員数が926名の中堅企業になります。5GやIoT、半導体など、今後の社会でホットな分野とつながりのある企業であるのが、魅力となっています。

株式市場での評価も高く、ここ半年ぐらいで2倍くらい株価が上がっています。

売上推移

532億円(19年度)→470億円(20年度)→545億円(21年度予想)とほぼ横ばいですね。
2011年度は387億円だったので、徐々に増加してきているという企業ですね。
ただ、利益の増加は著しく、昨年は24億円でしたが、今年は41億円に大幅増額になる予定です。(2011年度は20億円の利益で、その後沈んでいました。)

海外売上比率:29%

3割近くは海外で稼いでいます。完全に”日本だけ”っていう企業ではないようですね。
やはり今後の日本は内需の減少は避けられないと思うので、海外で稼ぐことは大事です。
タイに工場があるようです。

まとめ

プリント基板大手として、5Gなど、今後の社会における需要を取り込める企業として、将来性の高さはありそうです。

しかし、それとは裏腹に、年収はそれほど高くなく、加えて新卒がかなりの割合で辞めるなどのマイナス面も抱えています。

株式市場での評価はここ最近かなり高いですが、企業の持続的な成長には優秀な人材が不可欠ですので、その点は心配ではあります。

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