大学別分析

【就活】(電力大手)東北電力に入りやすい大学は?学歴重要度は?【データは語る】

電力・ガス会社の学歴重要度

今回は売上規模で国内4位の電力会社である東北電力の学歴重要度を見ていきたいと思います。東北地区の有力企業です。今回はそんな東北電力に採用されやすい大学について考察します。

会社の概要

まず東北電力がどのような会社か簡単に見ていきます。

2020年3月期(売上・利益)
事業内容 電力、建設、再生エネなど
主な商品
売上高 2兆2,500億円 (経常利益:1,000億円)
平均年収 756万円 (総合職)
特徴 ・電力会社で国内4位の規模
・原発を3基保有するが、停止続く
・風力発電等の再生エネに力を入れる
3年後離職率8.4%(2019年度)

国内4位の電力会社

東北電力は国内電力会社の中で、4番手に位置する大手企業です。
東北6県および新潟県に電力を供給しています。
原発を3基保有していますが、依然として停止したままの状態となっています。
東日本大震災ではダメージを受けましたが、火力発電所等の復旧は完了しています。

東日本大震災をある程度克服



大学群採用実績の比較

では東北電力大まかな採用校の傾向を見ていきたいと思います。
『旧帝大』『早慶』『関関同立』などの括りで、過去29カ年における東北電力への採用実績の”偏り”を分析します。

ダイヤモンド『大学の序列』を参考
東北電力への大学群別の就職実績(29カ年)
難関国公立7大学とは、東工大、一橋大、神戸大、筑波大、横浜国立大、首都大、広島大の7大学のことです。
大学によっては29カ年よりやや短い場合があります。
2017年までの統計データですが、全て連続したデータであるわけではありません。
データ分析

旧帝大・早慶が多い

東北電力の採用傾向を見てみますと、他の電力会社同様、旧帝大早慶が多く、地理的に離れた関西圏の私大は壊滅的です。その一方で首都圏私大のMARCHや日東駒専はそれなりに採用されています。

旧帝大が多い理由は、後述の通り東北大が多いためです。

他の大手電力同様、旧帝大・早慶型

特に実績の多い大学ベスト10

次に具体的に採用人数の多い10大学を、ランキングで見ていきます。

過去29カ年における東北電力への就職実績
(ただし大学によっては若干年数が異なる。)
また、千葉大、横浜市立大学、大阪市立大、大阪府立大、国際教養大など一部の都市圏国公立と地方国公立は集計に入っていない。私立ではICUが入っていない。
順位 大学名 採用実績(過去29カ年)
1 東北大 476
2 早稲田 147
3 慶應 94
4 中央 79
5 日本大 75
6 東京理科大 65
7 明治 65
8 一橋 44
9 北大 40
10 法政 39

早慶がトップ2

東北電力の採用大学を見ますと、東北大が圧倒的で、旧帝大が多いと言っても8割以上は東北大です。その他は、早慶はじめ、中央大や日大や理科大なども多く、首都圏私大が目立ちます。
地理的に近い北大も多いです。東大は11位です。
一橋大の多さは少し違和感があります。

九州大広島大は集計上採用実績がありません。阪大も0ではありませんが、殆どそれに近い値です。

東北大と早慶が主勢力

参考)週刊ダイヤモンド 2017年 9/16 号 [雑誌] (1982~2017 大学序列)



学歴重要度

東北電力の評価

学歴重要度:

私が判断した東北電力における就職での学歴重要度は、4.0です。
以下に理由を示します。

学歴重要度は就職データを数値化・分析し独自に判断してます
学歴重要度の根拠
  • 早慶と旧帝大が多い
  • 旧帝大はほぼ東北大か北大
  • 理科大やMARCH、日東駒専も多い

これらの理由から、学歴重要度は4.0としました。

参考)週刊ダイヤモンド 2017年 9/16 号 [雑誌] (1982~2017 大学序列)

まとめ

この記事では国内4位の電力会社である東北電力の学歴重要度を見ていきました。

採用傾向としては、旧帝大が圧倒的であとは早慶が多い状況でしたが、旧帝大を良く見ると東北大が8割以上を占めていました。

北大など立地の近い難関大は強く、逆に阪大や九大など地理的に離れた大学は例え難関大であっても非常に弱いと言う結果になりました。

他の大手電力会社同様、比較的高学歴であることが必要とされる企業ですが、それに加えて立地がどうか、もっと極端に言うと東北大か否かが重要となってくる企業です。

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