環境・エネルギー

住友商事の資源生産量一覧(2020年度-2021年度)

住友商事が保有する資源権益の生産量を見ていきたいと思います。
住友商事は他の総合商社と比較し、やや資源権益は少なめですが、銅やニッケルなどの非鉄金属を中心に、鉄鉱石、石炭、原油、LNGなど、色々な資源を保有しています。
この記事では2020年度実績を中心に紹介します。

住商の資源生産量

2020年度実績

資源 年間生産量
石炭(原料炭) 120万㌧
石炭(一般炭) 440万㌧
鉄鉱石 570万㌧
マンガン 70万㌧
5.8万㌧
880万toz (≒274㌧)
亜鉛 14.5万㌧
3.6万㌧
ニッケル 300㌧
原油・ガス(北海権益) 210万バレル(boe)
LNG 35万㌧

(出典:2021年度第2四半期決算資料)

ニッケルについて、コロナによる外出禁止等によりマダガスカルでの操業がうまくいっていなかったため、この時点では生産量がわずか300tと少なくなっています。
住友商事の特徴は一般炭を保有していることや、銅などの非鉄金属が比較的強いこと、その反面原油や天然ガスが弱いことだと思います。

2021年度予想

資源 年間生産量
石炭(原料炭) 120万㌧
石炭(一般炭) 520万㌧
鉄鉱石 640万㌧
マンガン 80万㌧
7.0万㌧
1,060万toz (≒330㌧)
亜鉛 18.5万㌧
5.8万㌧
ニッケル 2.2万㌧
原油・ガス(北海権益) 210万バレル(boe)
LNG 35万㌧

(出典:2021年度第2四半期決算資料)
ニッケル生産量が、FY20では0.3万㌧/年だったのが、FY21(予想)では2.2万㌧まで大幅に増加しています。
これはマダガスカルでの操業がやっと軌道に乗ったためです。
ニッケルは電気自動車(EV)の材料としても活躍が期待される金属資源なので、今後も重要です。

マダガスカルの操業は、コロナの影響で停止していました。今年の資源高局面に間に合ってよかったです。

他社との比較

住友商事の資源権益は他社と比べてどのくらいなのか?
総合商社5社の比較を見てもらいたいと思います。
(“新型コロナ”の影響や大規模減損の影響が少ない201年度で比較しています。)

(参考)総合商社5社の2018年度資源利益額比較
総合商社の資源由来の純利益比較(2018年度)
2019年度は丸紅が減損、2020年度は住商がマダガスカルの減損などで千億円規模の赤字になりました。

御覧の通り、住商は資源に関してはやや控えめです。
保有している資源権益の種類やその時の市況にもよるため参考程度ですが、およそ丸紅と同程度です。
三菱商事や三井物産よりかなり規模は小さいと言えます。

まとめ

住友商事の資源生産量について見ていきました。
既に書いたように住友商事は三菱商事などと比較すると資源の規模は小さいですが、非鉄金属を中心に色々な資源権益を保有しています。
特徴は一般炭権益を保有していることが1つありますが、三菱商事のように今後はそれを売却し、銅などの将来性のある資源に追加投資するかもしれません。
マダガスカルにニッケル事業は軌道に乗り始めたので、今後も期待大です。

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