この記事では大手証券会社4社の学歴重要度をまとめて紹介したいと思います。
証券会社と言うと、株式などの高度な金融知識を持ち合わせた、高学歴エリートでないと就職できないようなイメージがありませんか?本当にそうでしょうか?
この記事で、日本で就職できる大手証券会社4社(野村證券、大和証券、三菱UFJモルガンスタンレー証券、SMBC日興証券)の学歴重要度について、見ていきたいと思います。
企業情報
4社の営業収益・営業利益・年収の比較
まず4社の基本データについて比較したいと思います。
野村証券 | 大和証券 | SMBC日興証券 | 三菱UFJ モルガンスタンレー証券 |
|
営業収益 (売上高) |
5,751億円 | 7,206億円 | 3,447億円 | 2,279億円 |
営業利益 | – | 673億円 | 387億円 | 136億円 |
年収 | 1,060万円 (総合職) |
1,057万円 | 1,037万円 (総合職) |
– |
採用実績校
①野村證券
野村証券の大まかな採用校の傾向を見ていきたいと思います。
『旧帝大』『早慶』『関関同立』などの括りで、過去29カ年における三井住友銀行への採用実績の”偏り”を分析します。
野村證券の採用実績を見ていきます。すると、MARCHがボリュームゾーンとしてNo.1で、次に早慶、関関同立が来ていることがわかります。
また、大学別採用数で、東大が6位になっています。
(1位、2位は慶応、早稲田、3位明治、4位同志社など)
旧帝大もそれなりに採用されており、また逆に日東駒専や産近甲龍からも一定数採用されています。
②大和証券
大和証券の大まかな採用校の傾向を見ていきたいと思います。
『旧帝大』『早慶』『関関同立』などの括りで、過去29カ年における三井住友銀行への採用実績の”偏り”を分析します。
大和証券の採用実績も、野村證券と同じくMARCH > 早慶 > 関関同立となっており、旧帝大や日東駒専などの採用もあるという具合です。
野村證券と比較すると、旧帝大の割合がやや少なく、逆に日東駒専の割合がやや多いという特徴があります。
大学別採用数では慶應 > 早稲田 > 明治 > 中央とった具合です。
③SMBC日興証券
SMBC日興証券の大まかな採用校の傾向を見ていきたいと思います。
『旧帝大』『早慶』『関関同立』などの括りで、過去29カ年における三井住友銀行への採用実績の”偏り”を分析します。
SMBC日興証券の採用実績も、野村證券や大和証券と既視感がありますね。
すなわち、MARCH、関関同立、早慶あたりが多いと言う特徴があります。
大手2社と比較しての違いはと言うと、早慶が旧帝大の割合が比較的少なめということが挙げられます。
大学別採用数の1位、2位は早稲田、慶應で、3位が同志社、4位明治です。
④三菱UFJモルガンスタンレー証券
三菱UFJモルガンスタンレー証券の大まかな採用校の傾向を見ていきたいと思います。
『旧帝大』『早慶』『関関同立』などの括りで、過去29カ年における三井住友銀行への採用実績の”偏り”を分析します。
三菱UFJモルガンスタンレー証券の採用実績を見ていきますと、他にもましてMARCHの採用実績が多くなっています。
また日東駒専の採用も比較的多くなっており、関東圏の中堅私大のボリュームゾーンが非常に大きくなっています。
関関同立や産近甲龍がやや少な目なので、関西圏の大学の採用は少ない可能性があります。
また旧帝大や早慶などの高学歴組の採用も、やや少な目です。
学歴重要度
証券会社4社の学歴重要度を見てきました。
それでは学歴重要度を評価したいと思います。
企業名 | 学歴重要度 |
野村證券 | |
大和証券 | |
SMBC日興証券 | |
三菱UFJ モルガンスタンレー証券 |
4社ともMARCHや関関同立などの中堅私大および早慶から採用が極めて多いという点である程度採用傾向は似通っていますが、旧帝大の多さや早慶の割合などによって、微妙に違いがありました。
野村證券など、東大がトップ10に入ってくる証券会社もありますが、全体的にそれほど高学歴が要求されるわけでは無いことがわかると思います。
まとめ
証券会社大手4社についての学歴重要度について見てきました。
共通して、MARCH、早慶や関関同立が大手証券会社の特徴として挙げられます。
また日東駒専や産近甲龍からも比較的採用があり、超難関校出身でないといけないわけでは全くないことが分かります。
『難しそう!』というイメージとは裏腹に、野村證券などの高年収大手企業であっても、それほど高学歴が要求されるわけではありません。
証券会社というと、金融商品の開発やトレーディングなどだけでなく、『営業』として実際に金融商品を顧客に売る業務が重要です。
なので、学歴的な頭の良さというより、むしろ感じの良さだったり、話術、総合的なコミュニケーション力といった間的な魅力が求められる場合が多いということです。